実際のレッスンの様子

レッスンの初めに行う「音読」

レッスンの初めに行う「音読」

 6万行を越えた生徒の「音読」を録音した。どの生徒も、「イメージ核受肉教材」を数千行やったあたりで「音読」を始める。30分のレッスンのうち、最初の10分程度を「音読」に使い、残りの時間を「イメージ核受肉教材」に使う。この録音に登場する生徒たちは二人とも社会人。非常に仕事が忙しい人達で、思う存分に普段の練習に時間を割くことができないので音に伸びやかさが生じるまでには至っていないが、ほぼ基本の「音づくり」はできている。二人とも、レッスンを始めた当初は、まったく「カタカナ発音」の人たちだった。ここまで来るのに、数年かかっている。この録音では直しが入っていないが、「音読」を始めたばかりの生徒には「直し」の回数が多い。

技法グラウンド

技法グラウンド2008年1月頃

 この音声ファイルは、2008年1月頃に素読舎「電話でレッスン」の様子を仕事の机の上で録音したものです。生徒は熊谷市のKさん、アメリカに留学を予定している20代前半の女性です。レッスンを開始して3ヶ月目くらいのものを録音しました。

 使っているのは、通常の電話ではありません。パソコン上のスカイプというソフト同士をつないで、パソコンにつないだスピーカーとパソコン内臓のマイクを使って、パソコンを電話に変えてレッスンしました。小型のテープレコーダーをスピーカーに比較的近いところに置いたせいか、コーチの声が低いせいか、コーチの声より生徒さんの声の方がずっとはっきり録音されています。また、スカイプは今のパソコン事情ではそれほど回線が安定しておらず、ときどき声がとぎれたりループになったりしますので、聞き苦しいところは音声編集ソフトを使って、「切り取り」処理を施してあります。

 お聞きになればわかる通り、30分のレッスンのほとんどすべてで、生徒の口が動きっぱなしに動いています。

 再生開始後3分20秒頃に、back という語に含まれる「一瞬般若」の音が問題にされています。「口の両端を斜め上に」という指示がなされています。
 matter という語に含まれる「一瞬般若」の指示も、7分55秒頃になされています。
 19分7秒で、eighteen の発音を直しています。
 20分23秒頃、bubble の発音を直しています。スペリング上 u の音が日本人の耳に「ア」と聞こえる場合、「狭い音」になることも伝えられています。同じ文にある、burst にある ur の音も「狭い」と指示されています。

 この生徒さんは、3ヶ月ほどで注意することが非常に少なくなりました。このレッスンでは、「一瞬般若」、「 u の狭い音」、「 ur の狭い音」を指示していますが、通常はこのくらいに注意することが少なくなるのにはもう少し時間がかかります。

 レッスンを通じて使われている練習方法は、「技法グラウンド」と名付けられたものです。コーチが一度読んだ文を生徒が、5,6回あるいはそれ以上の回数「繰り返す」というのが基本です。その間に、注意すべき事項があれば、コーチが指示し、生徒が直して、再び5,6回(以上)生徒が同一の文を繰り返し言い続けます。

(※『技法グラウンド2008年1月頃』は素読舎の旧ホームページに掲載していたものです。この解説文も旧ホームページからの転載です)

音の立体性

音の立体性

2009年11月、中1の生徒の枠に中2の生徒が合流。中一の生徒は小学5年の2月から「スカイプでレッスン」を開始、中2の生徒が合流するまでに1年9ヶ月レッスンを継続。録音は合流の初日のもの。中2の生徒は、比較的よく音が連続するが、音の「彫り」が浅いのがわかる。中一の生徒もレッスンを開始した当初はかなり「彫り」が浅かったが、合流の時点で中2の初回の生徒と較べると、音がずっと立体的になっていることがわかる。

小学生のレッスン

小学3年生のレッスン

小学3年生の男の子が、小学2年生の冬からレッスンを開始し、2009年12月でほぼ一年になる。素読舎の小学生用のレッスンは小学3年生から受け付けるが、レッスンを開始してから、2年生だとわかったのでそのまま継続した。初めのうちはかなり苦労したが、ほぼ1年でよく口が動き始めている。女の子は近所に住む同学年の友達。この子は2年生の冬、1月(今年2009年の1月)から加わった。

500行前後

開始1ヶ月未満の生徒のレッスンの様子

開始1ヶ月未満の生徒のレッスンの様子。教材の進展は、500行くらい。文の途中でぶつぶつ途切れがち。ひたすら「文全体の一連の音の型」を作っている段階であり、発音に関してはあまり細かいことは指示していない。この録音を、同じ生徒の1年後の録音と較べれば、素読舎のレッスンによって実際にどれほど口が鍛えられるかがわかるはずであり、一年後に録音を予定している。 (09/11/24)

6万行台

教材6万行台のレッスンの様子

6万1千3百行台の生徒のレッスンの様子。2009年11月現在、土曜日夜11時からの30分の枠を I さんと T さんの二人で使っている。さすがに6万行を越すと、余計な母音がとれている。「自立練習のみ」に入ってもらう予定の生徒さんたち。

7万行台

最初の無料課程の生徒 ── 大学2年生で自立練習のみ

小学6年から素読舎のレッスンを続け、2009年現在、信州大学教育学部数学科在籍。教育学部全体の英語のテストで、学部のトップの得点。数学科の学生が英語科全員をごぼう抜き。この子を信州N市のM村の神社のお宮を借りてレッスンしていたとき、「あいうえおフォニックス」をみつけた。現在、吉さんと「自立練習のみ」の課程で練習を継続しているが、録音は「自立練習のみ」に入る直前のもの。「自立練習のみ」の課程に入れば、素読舎のレッスンはすべて無料になり、根石作成のすべての教材が無料で提供される。(7万1百行台で録音)