英語どんでん返しのやっつけ方
「回転読み」2
速く読もうとすれば、発音があいまいになりやすく、崩れやすくなります。少しずつスピードを上げながらも、たえず、はっきり正確に言おうとしてください。fやv、thとsやz、lとrの区別など、英語特有の音は意識して舌や歯を置くべき位置に必ず置きます。そうしながら回転をきかせていくと、つくづく口の筋肉が痛くなります。痛くならないようなら、日本語の音の範囲で英語を言っているだけですから、通じる音にはなりません。
(略)
ほとんどの日本人は、唇の周りだけを動かして日本語をしゃべっていますが、この英語の練習では、頬のほうまで口の周りの筋肉が動きます。舌も口の中をかなり大きく速く動きます。普段、日本語しか使わず、主に唇だけでしゃべっている人は、くどいくらいにはっきりと口の筋肉と舌を動かすことが必要です。口の筋肉の動く範囲を英語用に広げ、筋肉自体を鍛える必要があります。これは、腕立て伏せをやって、腕に筋肉をつけるのと本質的には何の変わりもありません。口の筋肉を強くはっきり動かし、口の筋肉を鍛えるのです。そうして音を立体化します。
「はっきりと」と「速く」を両立させるのは、最初のうちはなかなか難しいことです。しかしこれを両立させたとき、その例文は長く体に記憶されます。この練習の過程で音をダイエットします。ひきしまったスリムな音ができてくるのが自分でわかります。口の動きが立体的になれば、リズムというバネが備わってきます。