英検・TOEICの報告
インタビューを終えて
I村さん 投稿者:小川 投稿日:2011年 6月26日(日)17時25分40秒
昨夜は遅くまでお話を聞かせて頂きありがとうございました。
実はTOEIC 870点は私自身が素読舎に入る前に取得した点数と同じです。I村さんの学習経緯を伺って、私がこの点数に到達するまでに使って来た労力・受講料などを振り返り、ほんとにショックを受けました。
児童英会話学校の講師として就職した当時、英検を受験したこともなく、TOEICがどういうものかも知りませんでしたから、履歴書の資格のところに「珠算3級、未生流近代造花師範」と書きました。そんな履歴で英語講師が勤まると思っていた自分に、今更ながらにビックリですが、資格はないけれど「英語なら出来る」と思っていました。上が見えてなかった、というか、世間知らずというか。アホというか...
英語の筆記試験と英語の面接で合格はしたものの、採用が決まった後、私の履歴書を見た社長から「講師不足なので採用しましたが、もうすこし英語を勉強してもらわないと」と言われました。
週1回2時間5000円のプライベートレッスンを受講。しばらくして英語学習者あこがれのサイマルアカデミーを受験しました。教務では「あなたより英語力のある人でも入学テストで落とされたのよ」と白い目で見られました。今は試験で落とされることはなくなったようですが、昔は情け容赦のない学校でした。
サイマルアカデミーはもともと通訳養成所なので生徒のレベルは高く、英語専修科の最低レベルでも英検2級・TOEIC 600ぐらいではなかったかと思います。案の定、私はこの専修科の本科に入ることが出来ず、辛うじて準備科に入学することが出来ました。
サイマルの英語専修科の受講料は、週2回(2時間/回)が5ヶ月で250,000円程度です。年間500,000円という金額でした。この他にも教材を買い込んだり、英字新聞や英語雑誌を定期購入したり、英会話学校で得た収入を全部「自己研鑽」につぎ込むような状況でした。家事をする以外はずっと英語をやってると言ってもいいような年月でした。
4年後 (1998年だったと思います)、猛勉強の甲斐あって落第することもなく、ようやく英語専修科のトップクラスに辿り着くんですが、ここで初めてTOEICを受験しました。最初は845点、2回目の受験で870点を取りました。860点でAクラス入りです。快挙!と思いました。
I村さんは、お仕事の合間に小刻みの時間を遣繰りして「ゴースト」と「七年目の浮気」の音読を続けられたとのこと。素読舎一筋だったとのことです。丸8年かかったとのことでした。TOEIC受験前に対策として問題集を使っただけで870点を取得。
唖然としました。素読舎8年間の受講料と4年間の私の受講料の差、計算したくもないですね。恨み言の一つも言いたい気持ちです。(笑)
I村さんは、まだどこまで会話力がついているかわからない、とおっしゃっていましたが、根石さんのおっしゃったように基礎体力がここまでついていれば、磁場に渡るなり、ネイティブと話す機会を見つけるなりすれば、次々と充電が起こり、会話力はどんどんついて行くのではないでしょうか。
一般の学習者は、私も含めて、基礎体力を十分につけないまま、ほんとにか細い根と幹から、どんどん枝葉を伸ばし広げ続けて来ました。その重みで幹がたわみそうになって、やっと幹と根に栄養をやらないといけないことに気づくのです。
ある程度から急に英語力が伸び悩むことがありますが、その原因が、いい加減な発音を放置していたことであったり、英文をイメージで理解することを怠っていたことだったり、基本的な文法が曖昧になっていたせいだったりします。歯槽膿漏英語です。
I村さんは、会話力がどこまであるのかまだわからない、とおっしゃっていました。けれど基礎体力がつき、太い根を張り巡らした今、いわゆる英会話を始めたとしても遅くはないと思います。使う機会が来た時に、chain reactionを起し始めるのではないでしょうか。素読舎のレッスンを受けながらも、音読ばかりで英会話力がつくんだろうか、と半信半疑、なかなかレッスンに身が入らない方もおられるかも知れません。けれど、英会話ごっこをやってる暇があるなら、イメージ核受肉教材とまともに向き合うべきだと思いました。
I村さんとは反対に、私は数々の試行錯誤の末に素読舎に出会いました。しかしそれはそれなりに意義のあることであり、コーチとしてのアドバイスに厚みと深みが加わるのではないか、と思っています。
そうでも思わなければ浮かばれませんぜ~
ともあれ、おめでとうございます。I村さんの今回の快挙は、素読舎のレッスンに一つの道筋を示して下さった出来事だと思います。皆の希望の☆ですね。私もI村さんを目標にして、コーチ音読レッスンを続けて行きたいと思います。