お手紙無断掲載再開  FAX特集

根石吉久


 昔、『月刊ヘルニア』という雑誌(個人誌)を発行して、「お手紙無断掲載」というコーナーを設けたことがあります。掲載するなという断りがなければ、 『月刊ヘルニア』についていただいたお手紙は「無断掲載」させていただくと最初にお断りして、始めたように覚えています。そろそろまたそれをやりたくなっ てきました。これは広い意味でなら、「読者のページ」というものです。雑誌というものはやはり読者の声が聞こえていた方が面白い。

 というわけで、どしどしお便りをお寄せ下さい。実名を避けたい場合は、ペンネームを自分で決めていただき、どしどしお寄せ下さい。メールでいただくと、 キーボードで打ち込む手間が省けますので、メールは特に歓迎致します。
yoshihisa-n@wave.plala.or.jp

 このコーナーは、実はページを4の倍数に揃えるためのものです。今回は村田君が原稿をワードに流し込んだら32ページになった。これは4の倍数であるか らちょうどいいようにも思ったが、2号で編集後記も書かなかったなあと思い出した。また今回も編集後記なしか、ちょっと貧乏くさいかもなあと思ったのでし た。
 もう4ページ増やし36ページ仕立てにすることにしました。編集後記に1ページを使うとすると、3ページ分は「お手紙無断掲載」に使えるようになりま す。という具合に、このコーナーはページ調整用に設けるもので、毎号何ページ使えるかは不定です。

 まだ、無断掲載するぞお、というお断りをしてなかったので、今号は松岡さんと原稿その他について打ち合わせたりしたFAXを掲載させていただきます。

(あいかわらずバタバタしており、机の回りがごちゃごちゃですので、漏れが生じることはあらかじめご承知下さい。)

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..09/11/17

松岡さん

 おととい、クロネコヤマト便でハリマオ120冊お送りしました。
 今回ページ数が増え、折りに時間がとられ、ハリガネ綴じをしないままにしました。次号から、奥付相当の場所に、発行人/根石吉久 版下/村田晴彦 絵/ 根石千代 と記載し、その後に、製本/読者各位と入れようと思っています。

 足立さんがネットでみつけた産経ニュースというのをお送りします。

根石吉久

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根石 吉久 様

『快傑ハリマオ』2号、届きました。
ご苦労さまです。

 根石さんの「ゴールデン奥村逝去」を読んで、根石さんと奥村さんの関わりの深さがよく判りました。<ほんとうの追悼>になっていると思いました。
 いちばん感動したのは、千代さんの「雑貨屋 子子子の日々」です。
 涙が出ました。

 それで、文章というのは、ほんとうに怖ろしいと思いました。真情はその文に現れる。それは文章がうまいとか、へたとかは全く関係ないように思います。ま た、そこでは書き慣れていることは、マイナスにしか作用しないこともあるのだと思いました。

 奥村眞さんから、三里塚へ行っていたことは聞いたことがありますが、あの時の闘争で警官が三人死亡した一件に関わり、裁判に引き込まれていたことは知り ませんでした。自分も含めて、そういうことに関わった者は、その事を言いたがり、実際振り回します。それが何事かのように、おれはなあとか、この傷はな あ、という具合に。でも、奥村さんは違っていたのです。そんなことは私には一言も言いませんでした。

 お父さんが入院され、いまは静養中とのこと、大変だと思います。
 みなさんのご健康を願ってやみません。
 では、またご連絡いたします。
 
                松岡祥男拝

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..09/11/18 15:31

松岡さん

 「発行人/根石吉久 版下/村田晴彦 絵/根石千代」と記載し、その後に、「製本/読者各位」としようかと思ったのは、私の「おふざけ」でもあります。 実際にそれで省力化されもするのですが、「定価/ひと財産」と並べて、「製本/読者各位」と(もしかしてゴチックで大きく)記載することで、ちょっと遊べ るかなと考えたものです。ほんのわずかながら、編集人として読者へ語りかけることができるかな、と。食堂の新聞なんかがホチキスで綴じてあることがありま すが、サラリーマンが電車の中で綴じてないままの新聞をもみくちゃにして読んでいたりするのを見ることがあります。あんなふうに読まれるのもいい。でも、 これ、読み捨てにしないでとっとこうかと思ってくれる読者がいてくれたら、その旨、私に葉書を下されば、ホチキス針をプレゼントするというサービスをやっ てもいいなとも考えています。読み捨てるつもりで読み始めたけど、やっぱりとっておこうかなと読者が思ってくれたとき、「ハリマオ」がばらばらの紙から 「雑誌」になるのがいいかなと思っています。

 長谷川博之さんの原稿、読ませていただきました。私には読み切れないところがありますが、瀬沼さんと生前つきあいがあって書いたものではないような気が しました。作品だけにじかに向かい読むという一番まっとうな読み方だと思います。この読み方が、文学(作品)が生きのびるときの通路です。3号に掲載させ ていただこうと思います。
 勤め人になりたての人が持つエアポケットのような時間が残ってしまう人は「労働において本質的な存在にならざるをえない」というところを自分に即して展 開し、その脇に瀬沼さんの詩を(もう少し長く引用して)置けばもっと面白いなどとぶしつけながら考えました。
 詩行の引用が多いのですが、引用部分の前後に空白行を入れたほうが読みやすいと思いました。また、メールとかCDに焼くとかという手段で、電子化された 後の原稿をいただけると発行が楽なので、長谷川さんと連絡をとりたいと思いました。メールアドレスか電話番号、ファックス番号などお教えいただけるとあり がたく思います。手紙、葉書での連絡が生じるかもしれませんので、住所もお願い致します。
 (と、ここまで書いて、Kさんに出すべきお礼状を書いて、一ト月以上も鞄に入れっぱなしにしてあることを思い出し、今、ローソンに行き、投函してきまし た。いつもながらのドタバタで、あちこちに欠礼しています。ただいま、パソコンの前に戻りました。)

 瀬沼さんの詩集は、私は「小田さんの家」「ナイト・ハイキング」しか持っていません。残り二冊も読みたいのですが、いっそのこと、活字を少し小さくし て、4冊まとめて読めるようにすれば、私が私に親切にすることになります。出版に際しては、どなたかに許可をいただく必要があると思いますので、岡田さん に相談しようかと考えたところです。お金のかかる造本にはできませんが、出版できないものかと・・・。
 奥村さんのホームページ「猩々蠅」の活字化も考えました。節さんに許可をいただいて、ネットなんかやっていない人でも手元に置けるようにしたい、と。長 大なものなので、何冊かの分冊にしなければならないだろう、と。こちらを先に考えたのですが、何も手をつけないうちに、瀬沼さんの「全詩集」を考えている というわけです。

 松岡さんからのお手紙にまたお金が同封されていて、うっと胸をつかれたようになりました。創刊号の時にいただき、「これきりにして下さい」とお願いしま したが、ほんとうにそうして下さい。私の立場としては、原稿料をお送りしなければいけない立場なのです。お送りすべき原稿料を送れないことを許していただ かなければならない立場です。私が苦しみますので、ほんとにこれきりにして下さい。

 最近は、詩誌も目にしなくなり、どんな人がいいものを書いているのかもわからなくなりました。どなたか「こいつはいいぜ」という人をみつけましたらご紹 介下さい。なるべくスペースを空けて、「ハリマオ」に詩を一編ずつ掲載していきたいという希望はあります。
 3号には、山本かずこさんに書いてもらうようお願いしました。

 根石吉久


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