語学論

「自立練習」と「語学磁場」/国家の廃絶

根石さんへ WEBで見つけた日本人の英語を紹介 投稿者:吉 投稿日:2010年 2月25日(木)23時16分31秒

根石さん、、ちょっと紹介させてください。

昼休みなどにワシントンポストやウォールストリートジャーナルのWEB版を読むことがあります。
普通に記事を読むだけなら印刷された紙面を読むのとかわりないのですが、
WEB版のすごいところは、記事に対する読者のコメントを読めるところ。
(アマゾンのレビューみたいなものです。) 記事そのものよりもそっちが面白いです。

http://www.newsweek.com/id/233655
例えば、これ↑はニューズウィークのWEB版です。
記事の下の方に行くと読者から投稿されたコメントを読む事ができます。
私の会社の同僚などは、コメントを自宅からちょくちょく投稿しているようです。

ずいぶんと前の話、ワシントンポストに投稿されたコメントを読んでいて、
骨のある書き込みをしている日本人をみつけました。
その方の投稿文を読んですがすがしい気分になったことがあります。
後日、もう一度読もうとコメントを探したのですが、
1度見失うと記事もコメントも流れてしまい(投稿が多いので)見つけるのが困難になります。
その投稿者のハンドルネームは薄っすらと覚えておりましたが、(ise****、 イセなんとかさん)
やはりこれでは見つけることはできず、半ばあきらめておりました。

それがつい最近、その方が別の記事にコメントしているのを偶然見つけたのです。 なんと!
嬉しかったです。 ハンドルネームはiseheijiroでした。  さわりを紹介します。

イラン制裁記事についてのiseheijiroさんのコメントです。

iseheijiro wrote:
I honestly believe the media blitz like this article about Iran's nuclear issue is a prelude
to war propaganda. Iran's nuclear development is not a threat. The real threat is the US heading
for a hyper-inflation economy. Some say it will hit us around the Christmas season 2010.
Robert Gates and Hillary Clinton are gang members beating war drums. In their mind the war with
Iran would take US out of depression and increase employment at once. Even war bonds would sell well.
Americans would work for minimum wage with benefits. However, if Obama mishandles the war(very likely)
and starts to look like LBJ in Vietnam, American shoulders would get cold. Gates and Clinton are
thinking how to make the war with Iran justifiable. That's where nuclear talks get louder and louder.
The war-mongers want to call Iran a public enemy just as FDR called Japan an evil nation in the summer
of 1941 before Pearl Harbor air attack in December. it was the scheme to get out of the depression.
"The New Deal did not work. WW2 got us out of that long suffering US economy" John Kenneth Galbraith
said in my interview at his Cambridge Massachusetts home April 10, 2003. I have a tape and will not
forget the interview because my mother passed away that morning.
2/9/2010 6:29:06 PM
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iseheijiro wrote:
At one time my country, Japan was an enemy of America. Now we are your friend and important ally.
I was born in 1941 and I frequently look to the past to WWII and try to understand the root causes for the war.
One of many reasons the war was fought was the October 1929 Wall Street stock exchange meltdown.
Another was 1919 Versailles Treaty against Pruisen (Germany),the German Mark hit 1 trillion to 1 that is
huge hype-inflation. That means Germany's wealth was completely wiped out. The Nazi party decided to
take back all the land they lost as the result of WW1. Fast forward to today, the way Gates is talking,
he seems to want to take us to WWIII. Now, I have a big question, as America's ally what is Japan's role?
We don't have any conflict with Iran, Iraq or Afghanistan. No Arabs nor Muslims show hatred toward Japanese.
If the US wants to go to war with Iran, Japan should stay out of it.
2/7/2010 4:19:32 PM
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iseheijiro wrote:
Iranian can have their bombs, so can Japanese. Its all up to their will not Americans nor Israelis.
In my view every nation can have bombs just like Americans are allowed to bear arms to protect their families.
2/8/2010 12:05:28 AM21:30 2010/02/25
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johnnyboston wrote:
iseheijiro wrote:
Iran gets bombs within a year. US led sanctions get tougher.
Iran makes more bombs,,Bomb making technologies are common knowledge.
US will lose the respect from her allies like Japan. Big mouth and little achievement always lose respect.
I don't have much respect for America these days.
==================================
Considering Japan has the second largest economy in the world, how about pulling some weight
and telling China that if North Korea continues to develop nuclear weapons, so will Japan?

2/8/2010 7:27:55 PM
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iseheijiro wrote:
johnnyboston, Thanks Unfortunately, my country Nippon has no spine.
The people nor our government want to change its pacifist constitution.
They don't want to change Article 9. It is a clause in the National Constitution of Japan
that prohibits an act of war by the state. The Constitution came into effect on May 3, 1947,
immediately following World War II. In its text, the state formally renounces war as a
sovereign right and bans settlement of international disputes through the use of force.
The article also states that, to accomplish these aims, armed forces with war potential will not be maintained.

As you can see this pacifist constitution has cut the spine out of the Japanese back.
Its so convenient for Japanese to excuse our troops from not participating in combat missions of any war.
Because of this cowardice attitude China, Russia and North Korea ignore Japan's demands, such as the
return of the girls abducted by Kim Jon IL. American has also been irritated by the Japanese Jujitsu tactics.
Japan is far away from becoming a nuclear nation. However, if Japan were attacked by a foreign military,
then she would turn into a nuclear giant immediately. US does not want to see this happens.

2/8/2010 10:27:38 PM
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長文の投稿ですみません。 しかも、僕が書いたものではなく、iseheijiroさんの文章の紹介ばかりで、、(^^;;
でも、こういう文章、根石さんは嫌いじゃないんじゃないかと勝手に想像し、紹介したくなりました。
このiseheijiro氏は、どんな人なのだろか?、、ブログでもやってないかな、、と探しました。
すぐに見つかりました。

伊勢平次郎氏のブログ
http://falcons.blog95.fc2.com/page-1.html
先に紹介した文章は、こちら↑からひっぱって(引用させて)もらってます。

ワシントンポストの読者の書き込み、どうですか?
中には質の高い文章もあり、読者のコメントの方が元記事よりも断然面白いと思ったりしています。

ワシントンポスト(読んだり投稿したりするのに登録が必要:フリー)
http://www.washingtonpost.com/

ウォールストリートジャーナル (読むだけなら登録の必要なし)
http://asia.wsj.com/home-page


吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 2月26日(金)04時05分36秒

>でも、こういう文章、根石さんは嫌いじゃないんじゃないかと勝手に想像し、紹介したくなりました。

 嫌いではありません。しかし、国家を単位として考えているような感じがします。日本を離れてアメリカに暮らしている人が、望郷と共に愛国心を募らせている文章と読みました。心情はよくわかりますが、あらゆる国家をそれが国家であるかぎり信用しないという基本的な理念において弱く、リアルポリティクスの動きを追いかけ回して、国家そのものの廃絶という理念が見当たらないことに失望しています。
 この人の日本人の誇りというものは、「望郷」なのだなと思いました。
 心情はとてもよくわかります。
 アメリカが、アメリカ以外の国に出張って、生活だけしている人々の上に爆弾を落とすことはまぎれもない犯罪だともっと簡潔な言葉で言うべきだと思います。それだけの英語力を持つ人なのに。

 面白いことは面白いので、「お気に入り」に追加しました。
 何か起こったときに、この人は何を言うのだろうという関心で読みに行く場所として。


根石さんへ いろいろ 投稿者:吉 投稿日:2010年 3月15日(月)23時40分10秒

根石さん、暫くぶりに投稿します。  お久しぶりでごめんなさい。
ちょっと古くなりかけのものもありますが、
根石さんの発言に対してまとめてコメントを書かせていただくことをお許しください。

** まず「手合わせ」の件から**
> ついにやりましたね。これは世間的には何のニュースにもなりませんが、
> 素読舎の「無料課程」においては、大きなニュースです。
> かたさんが「無料課程」の練習の実質を備える段階に突入したということです。

はい、、その通りですね。 前回の手合わせが終わった直後、
「もう「コーチ」みたいなのは(かたさんには)いらないね。」というようなことを
ポロリとつぶやきました。 かたさんは「そんなことないです~」とすかさず言いましたが、
僕は「そんなことあります~」と(心の中で)返事をしておきました。
つい先ほど終わったのですが、今日のかたさんも良かったです。
今日は後半、僕の集中力が何度も途切れてしまいました。

** すこし前の話題、、先日紹介したURLについて、、**
> 嫌いではありません。しかし、国家を単位として考えているような感じがします。

とりあえず「嫌いでない」と言ってもらえて安心しました~。 ほっ
チョムスキーさんには、著書を通して、「メディアで語られていない行間」を読む事の大切さを教えてもらいました。
先日紹介したブログの方は、多くのアメリカ人が読めない行間を、ワシントンポストのWEB記事フォーラムで、
(自分なりに)伝えるということをやっている、どちらかというと、希少な部類の人に属しているとおもいます。
僕には彼のような目線で語りぬくスキルがないので、(彼のブログから)いろいろな物の見方があることを
再確認させてもらっています。

> 心情はよくわかりますが、あらゆる国家をそれが国家であるかぎり信用しないという
> 基本的な理念において弱く、リアルポリティクスの動きを追いかけ回して、
> 国家そのものの廃絶という理念が見当たらないことに失望しています。

ここら辺りの根石さんの発言をここ数日ずっと考えております。
根石さんが言っているのは、ユートピアなのでは?とも考えたりします。

世界は「国家」という単位で競いあっていますよね。
国家間での利益の奪い合いは、ずっと以前から人類がやってきたことです。
ですから、私のような凡人には「国家の廃絶」なんて発想はありえないです。
こんな事を書くと、尊敬するミヒャエル・エンデ氏に「想像力が欠乏していますよ」と、
天国から声をかけられてしまうかもしれません。しかし、多くの人がコレに関してはそうだと思います。

根石さん、僕はこういうことを(国家そのものの廃絶を)
唱えている人をみたことが(読んだことが)ありません。
もしも「これを読め!」というのがありましたら、ぜひとも教えてください。

** ハリマオを読んで **
そうそうハリマオも読ませていただきました。 お礼を伝えるのが遅くなりました。
四国への道中記が面白かったのは、他の方が書いている通りです。
良いものを書いてくださってありがとうございます。 僕は根石さんのこういう作品のフアンです。
ハリマオに書かれた根石さんの文章を読むまでは、ちょっとお勉強っぽい作品を続けて読んでいたので、
頭がカチカチになっておりました。
ですので、頭をスルーして直接肚(はら)に落ちるような上質な言葉に出会えてホッとしました。

嬉しく感じたのは、根石さんが旅行にヘミングウェイを持ち出していたと知った時です。
(読まれたのは「ジイジと海」ですか?) ハリマオを読むちょっと前に、
"For whom the bell tolls" を読み、ヘミングウェイは良いな~と感じていたところでした。
ですから、根石さんもヘミングウェイを読んでいると知って、嬉しくなったのです。

** コーチ、語学論、テキストなどについて **
> そういうことで言うなら、素読舎のホームページは、生徒さんの語学論が溢れているのがいいと思いました。
> 村田晴彦、吉・・・、小川・・、という署名のついた記事が増えてくれることを願っています。
> ホームページの一部は、「語学論集」となるのがいいと思います。

はい、そうですね。 そういう「語学論」が集まったHPは、
らくださんが求めていたものとも一致するような気がいたします。
今の状態が落ち着きましたらテーマを決めて書いてみようかと思います。
ただ、状態が一段落したからと言って、書けるのか?と言ったらそれはどうだかわかりません。
僕の書き言葉はゆるい感じですが、書かなくちゃ!と僕をつき動かすエネルギーは、
僕の中からあふれだした「怒り」だったり、「くやしさ」だったりするところがあります。
この感じは、きっと根石さんならわかってくださると思います。
しかし、最近、ボクちゃん、怒れない。
いろいろとイライラしていた時の過去の自分を懐かしくも思います。

これはですね、、 自分でもわかっているのですが、
「老子の道」という思想の片鱗に触れたことが大きいです。 それで怒ることが少なくなりました。
タオはすごく良いですね。 最近また改めて感じています。
「書かなくちゃ」という気持ちが内側からあふれてくれば、忙しいとか忙しくないとか、
そういうことは関係無しに(自分は)書くだろうとも思ってもいます。

> 2000年とか2001年あたりは、「大風呂敷」に荒しが入ったりして、
>「大風呂敷」もかなりなめられていたのですが、そういう状況の中で、
> 私はけっこう熱くなって語学論をやっていたように覚えています。

そう意味で、逆にこういう人達の存在が尊いと思ったりもします。
ボクの筆も進むので、、、。 ナハハハ、、、。

> 私の体が、いよいよガタがきて、教材づくりもできないようなことになりましたら、
> 村田君、小川さん、吉さん、その後現れたコーチの皆さんによって、一年くらいずつかわりばんこに
> 教材づくりをやってもらうようなことも考えています。
> その頃までに、素読舎の方法が広がりを持たなければ、教材づくりにも張り合いがありません。

はい、「人が一生かけてやっても終わらないぐらいの量」がひとまずの目安でしたね。 覚えています。
これは安心して私も含めた皆さんに任せて大丈夫だと思いますよ。 僕はもとから引き受けるつもりでした。
根石さん、こんどそちらに遊びに行った時に、テキストを作っているところも見学させてください。
自分で言うのもなんですが、中級者・上級者向けならば、僕でもそれなりのものを作れると思っています。
根石さんとの力量の差を大きく感じるのが、初心者向けのテキストです。
息子に使わせてもらっていますが、ABCは、すごい良いものだと思っています。
この初心者向けのものを作れるセンスを磨くことが、
結局は中級者や上級者の指導に生きてくるのではないかと(今は)考えています。

> 小川さんのように、教材を一万行程度やってもらえば、そのままコーチとして立ってもらえるような人材も日本にはいます。
> そういう人たちが、素読舎に注目し、一万行程度をやったら、そのままコーチの候補になり、「自立練習のみ=無料課程」で
> 練習を継続しながら、初心者・中級者の面倒を見る(無料で使えるようになるまでの面倒を見る)という動きがもっと生じるといいなと思っています。


村田さんや小川さんに生徒さんをドンドン任せるというのは大賛成です。
僕は根石さんの語学論のフアンなので、僕が面倒みれる残りの枠すべて
(といってもとりあえずあと2-3枠が限度ですが)
無料過程の生徒さんのお相手に徹するのでかまわないと思っているのです。
例えば別枠を組み、中2や中3で途中から始めた学生さん向けに、
ボランティアでABCの先端部分から補講のような形で支援することも可能です。

「根石さんの方法で指導をやってみたい」という人は、今後どしどし出てくると思っています。
そのように確信しています。 根石さんには、コーチを育ててもらいたいと思っているのです。


吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 3月17日(水)00時40分3秒

>根石さんが言っているのは、ユートピアなのでは?とも考えたりします。

 国家がどのようにして廃絶されるのか、私には筋道が立てられませんが、国家が廃絶されたところにあるのは、人々の普通の生活だと思っています。ベトナムやアフガンにかつてあり今もある、「爆弾の下の生活」という異常なものではなく、普通の生活だと思っています。
 ユートピアどころか、普通の生活さえ、アメリカ政治が奪っているということです。かつては、ソビエト政治が奪っていたということです。中国政治も、それをチベットに対してやっています。

>世界は「国家」という単位で競いあっていますよね。
国家間での利益の奪い合いは、ずっと以前から人類がやってきたことです。
ですから、私のような凡人には「国家の廃絶」なんて発想はありえないです。

 敗北宣言をなされるのは早いと思います。
 私が言っているのは、ユートピアどころではなく、ひとつの具体的な理念です。よく見ていただけばわかるはずです。巨大な悪は、人々がやっているのではなく、国家がやっているのです。

>もしも「これを読め!」というのがありましたら、ぜひとも教えてください。

 吉本隆明。松岡祥男。

>「人が一生かけてやっても終わらないぐらいの量」がひとまずの目安でしたね。

 鍵はすでに始まっている生徒同士の「自立練習」になると考えています。ひとまずの基本形として、「自立練習」を毎日30分というのを考えていますが、まだまだそういう人たちが現れるのは先のことになるでしょう。
 「自立練習」毎日一時間というような人が現れてくれれば、教材を作った意味があると思っています。そういうレベルの「自立練習」が多くなれば、日本で英語を維持するための「語学磁場」と言いうるものを作れたことになります。それがあれば、日本人が英語でおどおどする必要はなくなる。
 ずっと先の方を見て、私は教材を作り続けています。


吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 3月17日(水)12時30分7秒

 国家の廃絶についてですが、私が直接それに向けたことを何かしているわけではありません。しかし、国家は廃絶されるのがいいとは考えています。もし、国家は廃絶されるのがいいと考える人が、「どの国家でも」多くなり、声に力が備われば、理念は孤立無援のものではなくなります。
 語の本来の意味でグローバルな思想というものを考えるなら、その核に「国家の廃絶」というものがなければ駄目なんだとも考えています。
 また、近代国家を強いられた国(黒船以来の日本もそういう国です)と、それを強いる国(強いた国)を区別する必要があると思っています。
 それを強いる国の典型はアメリカであり、その根はアングロサクソンの泥棒根性にあります。現在アメリカと呼ばれる土地のネイティヴな住民(インディアンと呼ばれた人々)に対して、アングロサクソンたちがやったことが犯罪として見いだされるなら、現在のアメリカ国家が犯罪から成ると見いだされることになります。もっとも廃絶されるべき国家は、まずはアメリカです。アメリカがどれほどの軍事力で世界を睥睨しようと、いや、この睥睨が常態であればあるほど、「国家の廃絶」という理念は私にはリアルなものになります。

 引用で読んだものですし、言葉が私なりのものになってしまいますが、「国家があるから、人々の生活があるのではない。人々の生活があるから、国家があるのだ」という意味のことを埴谷雄高という人が言ったことがあります。
 国家は「国家があるから人々の生活」があるのだと人々に思いこませようとします。そうじゃない。基底は「人々の普通の生活」の方です。
 「人々の普通の生活」は私なりの言い方ですが、これについて、吉本隆明は「民衆の原像」と言ったことがあります。これも言葉通りではありませんが、それは、「子を産み、子を育て、老いて死んでゆく人」というきわめて単純なイメージでした。単純で美しいイメージです。

 なぜ私たちは言葉にかかずらうのか。それは、言葉というものが暗く絶望的な現実を絶えず越えようとするものだからだと考えています。


根石さんへ  タオ80章 投稿者:吉 投稿日:2010年 3月22日(月)23時33分42秒

> 国家が廃絶されたところにあるのは、人々の普通の生活だと思っています。
> 国家は「国家があるから人々の生活」があるのだと人々に思いこませようとします。
> そうじゃない。基底は「人々の普通の生活」の方です。
> ・・・・・
> 「子を産み、子を育て、老いて死んでゆく人」というきわめて単純なイメージでした。
> 単純で美しいイメージです。

ありがとうございます。 シンプルですね。

僕には「国家の廃絶」という言葉は、抽象的すぎてイメージしにくいものでした。
しかし、「人々の普通の生活」ならば想像しやすいです。
タオのどこかでこの考えに近い似たようなことを読んだな~と思っていたのですが、
ふ~~、、こちらも探しました。 『老子「道徳経」の80章 理想郷』からです。

 『国を小さくし、民を少なくする。
 様々の道具があるが使用する事はない。
 民の生命を重じて、遠くに移り住まわせない。
 船や車はあるが、これに乗って行く所はない。
 鎧、刀など武器はあるが、これを集め並べることはない。
 民には古代のように縄を結んで記録する方法を取らせている。
 食べ物はおいしく、着る物はきれいだ。住まいも気持ちよく、皆風俗に馴染む。
 隣国とは互いに望見する事ができるし、鶏や犬の声も聞こえて来るが、
 老いて死ぬまで互いに行き来する事はない』


英語にされている人をネットで探しましたので紹介します。
(英語学の掲示板だし、、、ナハハ)
http://taotechingdecoded.com/chapter80.aspx

80. Small country
Be a small country and have few people.
They have one hundred ten tools, but don't let them use them.
Make the people respect life, and don't let them travel far.
Though there are boats and cars, there is nowhere to ride them.
Though there are armour and arms, there is nowhere to show them off.

Make the people tie their rope again and use it.
Make them appreciate the taste of their food.
Make them appreciate the beauty of their clothes.
Make them settle in their dwellings.
Make them enjoy their customs.
Neighbouring countries can see each other.
People in one country can hear the voice of dogs and cocks in another country.
But they get old and end their life without coming and going between their countries.

紀元前300年ともいわれていて、実際の年代はハッキリわかっていなようですが、
2000年ぐらい前の人が、すでにこういうシンプルライフを指して
「理想郷」と言っていたとは驚きです。


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