小川さんのコーチ見習い記
コーチ候補者の小川さんが掲示板「大風呂敷」に書かれている文章です。
・レッスン見学の感想
・コーチ音読レッスン感想
・コーチ実践記
レッスン見学の感想
種について 投稿者:小川 投稿日:2011年 3月15日(火)16時52分42秒
子供に英語を教えるということに長らく抵抗がありました。素読舎が子供にも英語を教えることになったと聞いた時、正直「何故よりにもよって素読舎が」と思ったりしたものです。数年前、私はこの大風呂敷に「小学生に英語を教えなくてもいいのではないか」とコメントして根石さんの反論を受け、きちんとそれに答えることが出来なかったことを覚えています。以来「小学生に英語を教える」ということについての投稿を避けて来ました。
議論を避けていたのだろうと言われても仕方ないのです。小学生から英語を教えるのは是か否かについて、議論に耐えるような意見を持っていなかったのです。下手にコメントしてもコテンパンにやっつけられるだけだと思って、その間はじっと身を潜めて(笑)1人で考えておりました。
けれど、ずっと信頼して来た素読舎のことですから、間違いのない方法であろうという漠然とした思いがあり、じっくり見極めてみたいと思っていたのも事実なのです。
月曜日の小学生の2枠は以前にも2回ほど見学させて頂いていますが、今回また見学させて頂きました。今回見学させて頂いている内に、はっと目が開けたような気がします。それまで頭でしか理解出来ていなかった「種を持たせるだけ」という言葉がコトンと腑に落ちたように思います。
少し話が飛びますが、私は年に数回、地元の公立中学校2校でゲスト講師として英語指導をお手伝いすることがあります。「地元の観光名所を英語でガイドする」というテーマの授業です。中学三年生の授業ですが、素読舎の子供達ほどの発音とイントネーションと速度で英文を音読できる生徒は皆無と言っていいほどおりません。(音に関してだけなら中学の先生達もかなわないかも知れません。TOEIC 600点だ英検2級だという大人達と比べても遜色ないくらいです)
さて中学校の生徒達は、先生が前もって作成したマニュアルを手に外国人を案内する実習に出るのですが、単語をろくに読むことすら出来ないので、ガイドどころではありません。丸暗記している生徒であっても発音もイントネーションも出来ていないので、外国人達には通じないのです。
先生方の意欲には敬意を表しますが、まずは「まともに中学生の教科書程度は、すらすらと英語として通じる音で読めるようにしてやる」のが先決だと思いました。それすら出来ないのでは「コミュニカティブ・イングリッシュ」どころの騒ぎではありません。すらすら読めれば、文法知識を受け入れる余裕が出て来ます。
「音を先に行かせて意味の受け皿を作る」ということがいかに大切かということは、私もドイツ語の勉強で痛感しています。通じる音を作ることが先決です。すらすら読めてしまえば、文法説明を受け入れる余裕も出て来ます。それ以前に子供達自身で気づいてしまう文型やら構文もあるでしょう。私自身のHPで素読舎紹介のページに引用させて頂いているんですが、根石さんの下記のお言葉どおりです。
ーーー(引用)「基礎段階で素読(音読)による『音づくり』をしないと『使える英語』を身につけることは大変困難です。たとえば小学校や中学校の英語の授業で、まともな音で教科書本文を読ませる訓練をおろそかにしていると、意味や言葉の構造などの知識がなかなか身に付きません。?教科書本文をスラスラ淀みなく読める様になれば、これらの知識の受肉がどれほど楽になるでしょうか」ーーーー(引用終わり)
素読式で英語を学ぶ子供達は、繰り返し音読することは苦でもないようですし、未知の音を口に乗せる楽しさというものを感じているようにも見受けられます。理解を求めないで音を追求するだけというのがいいと思います。日本語圏にいて英語をものにするというのは、とてもとてもきつい作業です。語順の壁もありますが、英米人の発想、英米人の論理、英米人の文化背景など、否応無しに入って来ます。英語でしゃべっている自分と日本語でしゃべっている自分とでは人柄が違うように思えることすらあります。小学生に無闇に英語を詰め込むのは酷なことです。「種をもたせるだけ」、これは「からっぽの電池をもたせるだけ」と言いかえてもいいでしょうか。
根石さんは数年前、小学生に英語を教えることについて、こうもおっしゃっています。
ーーー(引用)子供がどの程度に日本語を地盤としているかによって是にも非にもなります。非常におおざっぱに言えば、地盤が固まっていない場合は、非になりま す。英語なんぞより、日本語をしっかりさせろ、ということになります。
また、方法にもよります。英語で思考することなどまったく求めず、単に一文の音の連続を物理的に作るだけなら、日本語の地盤のできていない子供にやって も害になりません。そんなものが害になるのであれば、西洋音階で歌を歌わせることでも害になります。
歌を覚えるように、音の連続性を物理的に作ることだけなら、日本語の地盤がまだ弱い場合でも始めていいのです。これが素読という方法の最大の利点です。 日常を日本語で暮らしているので、週に一度程度英語の音を扱っても扱わなくても、英語をやった場合でもやらない場合でも、日本語の地盤は同様に強化されて いきます。
小学生に英語をやらせるのを心配する人は、「磁場論」がわかっていないのです。「英語の磁場」を欠いてやるのだから、小学生でも、日本語が固まっていな い年齢でも、始めて害になりません。素読的方法は、「英語を冷凍してしまう」からです。素読的方法で作られる英語は、いつか(大人になった頃)解凍される ことを予定はしているものの、小学生の時期には完全に「冷凍もの」のままなのです。
ーーーー(引用終わり)
「いつか解凍されることを予定して、種をもたせるだけ」ならば、私はまた子供達に英語を教えたいです。
レッスン感想 投稿者:小川 投稿日:2011年 3月19日(土)23時58分36秒
中級者以上の生徒さんにとって、淀みなく読むのはそれほど難しいことではないかもしれません。けれど回転速度が増すと、せっかく作った音が先祖帰りしてしまうことが多々あります。素読舎のレッスンを受講する以前に、自分なりに作って来た音に音に戻ってしまったり、音が杜撰になってきたり... 私達の口はまるで強力な形状記憶ゴムで出来ているようです。「口の筋肉に力を入れ」「口の動きを大きく」して読まないと、すぐに元の日本語口に引き戻されてしまいます。自分自身でも反省しているところです。
金曜日の子供さん達もまた、通じる音を着々と獲得しつつあるという印象を受けました。これはもちろん根石さんの音作りの巧みさによるものだと思います。中学高校でいい加減な音を身につけてしまった大人達にとっては「音作り」は「発音矯正」でもあるでしょうが、子供さん達はまっさらの状態から英語の音を取り入れて来られたのでしょうから、上達が早いのも当然のことかも知れません。
「◯◯番に印つけて」と根石さんが指示されると、どの子供さんも「はい、つけました!」と歯切れのいい返事をされるのが、爽やかで気持ちがいいです。
根石さんの発音のアドバイスを聞いていると、根石さんの音作りというのは、鋭い観察力で英語の音の出し方を研究され、日本人がどう再現すると良いのか工夫して編み出されたものだということが良くわかります。たとえば "v" の音の場合、私達は「下唇を噛む」というような大雑把な教わり方をしましたが、根石さんの説明は「下唇を上の歯にぶつけて、息で離す」というもので、今更ながらに非常に的確で効果的な指導だと思いました。
これを音読や素読という動きの中にタイミングを計ってポンと入れるような形で個々の音の指導をされます。大局的な指導法というか...「大局」という言葉の使い方が間違ってるかも...磁場なしの学習者にとって、個々の音や単語単位の発音の指導だけでは、なかなかなめらかな読みが出来ません。大きな流れの中で、音の繋がりや音の脱落、音の同化、あるいは子音の弱形の処理などを指導する素読舎の音作り方式が理にかなっています。
金曜日レッスン感想 投稿者:小川 投稿日:2011年 3月30日(水)10時18分30秒
今日も子供さんのクラスを二つ見学させて頂きました。皆さん "They were in Japan last year." など、難しい音が沢山入っている文でも、大変きれいな発音で読まれていて感心しました。音のリエゾンもちゃんと出来ています。聞き続けていると子音の弱形の処理も出来ています。上級者でもこれが出来ない人は沢山いるのに、すでに英語のリズムを身につけておられる様子で頼もしい限りです。文章音読の流れの中で音作りをするという素読舎独特の方法が功を奏しているのだと思います。
私が以前、「幼児は単語単位で言葉を覚えて行く」というようなことを大風呂敷に書いたことがあります。根石さんはこれに反論されました。「幼児を観察していると、文章が丸ごと取り入れるので日本語のようなリズムとイントネーションのわけのわからない言葉を発することがあるだろう」と言う内容のことをおっしゃったのです。子供さん達のレッスンを見学させて頂いている間、このことを思い出しました。技法グラウンドで丸ごとの英文を口移しで真似る時、幼児が母国語を覚えるのと同じ過程をたどっているのだと思いました。
たとえば、"You are from Australia" という文を繰り返す際、"You are fro Australia." と "m"音を落として言っている生徒さんがいましたが、最初はこれでいいのだと思いました。"from"の発音を何度もやり直させるより、"m"がただ口をつぐむだけの弱い音であること、"fromu" と母音をつけてしまう日本人にありがちな発音を免れられることなど、生徒にとって理解しやすいように思います。
この日は新入会の生徒さんのクラスが2つあり、レッスンの最初から見学することが出来たので大変勉強になりました。自分用のコーチマニュアルにしようと思い、ノートに指導の注意点を細かく記しておきました。ここで根石さんが
"t" の弱形を指導する際、いつものように「上の歯茎の裏に下をつけたまま音は出さずに」という指示をされた後、「気配の音」という言い方をされています。私は英語教室で教えていた時、"What do you have ... " の "What" の"t"の箇所は「タメが入るような感じ」という言い方で教えていましたが、「気配の音」というのは的を得た説明だと思いました。
さて、キリピーさんの聞く者の度肝を抜く豪速の読みは相変わらず健在でしたが、以前の「下駄履き走法」は姿を消し、なめらかにつながるようになっていました。根石さんがどのような指導をされたのか詳しくお聞きしたいと思いました。この日はたまたま、"What do you think of the new teacher?" という文が繋がらなかったので、次のような説明をされていました。
実際の会話の場面では、文法違反を犯してしゃべることが多いが、"of" や "the" などが落ちてしまって、"What you think new teacher?" という文になったとしても、違和感はあるものの意味としては通じる。落としてしまっても意味としては通じる単語は弱い音になる、という説明をされていました。
中級から上級の生徒さん達の凄みのある読みを聞かせて頂いていると、果たして私がこんな風に読めるものだろうかと、コーチ見習いとしての危機感を感じまして、あわてて「ゴースト」と「七年目の浮気」の音読レッスンを4月からお願いしたような次第です。ゴールデンウイーク明けからと思っていましたが、おちおちしてはおられない気分でした。
小川さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2011年 4月 1日(金)00時32分52秒
>私が以前、「幼児は単語単位で言葉を覚えて行く」というようなことを大風呂敷に書いたことがあります。根石さんはこれに反論されました。「幼児を観察していると、文章が丸ごと取り入れるので日本語のようなリズムとイントネーションのわけのわからない言葉を発することがあるだろう」と言う内容のことをおっしゃったのです。子供さん達のレッスンを見学させて頂いている間、このことを思い出しました。技法グラウンドで丸ごとの英文を口移しで真似る時、幼児が母国語を覚えるのと同じ過程をたどっているのだと思いました。
私はこのやりとりを覚えていないのですが、今も幼児は単語単位で言葉を覚えていくとは考えていません。
このことを私に教えてくれたのは、友達の子供でした。その子は自分の家で飼っている猫を指さして、私にしきりに「こみ」と言ったのです。私はしばらくうんうんと聞いていて、そのうちにわかったのです。「こみ」は「こ(れは)み(ー)」だということがわかったのでした。猫の名前が「みー」だというのを知っていたので、それがわかりました。「こみ」というというのが文なのだと。
その子の「こみ」に「こ」という音があったからわかったのですが、そこから再度考えると、もしもこの子が、「みー」とだけ言っていても、それはその猫の名前の「みー」だけを言ったのではないのです。「(これは)みー(だよ)」という文を言っているのです。
普通、人は(語学の場面以外では)単語だけを言うことはありません。現象として単語だけ言っているように見えるだけで、人はいつでも文を言っています。
>「幼児を観察していると、文章が丸ごと取り入れるので日本語のようなリズムとイントネーションのわけのわからない言葉を発することがあるだろう」
これはどういうことでしょうか。「日本語のようなリズムとイントネーションで」というのは、「幼児が英語をやった場合に」ということなのでしょうか。私は幼児には英語をやらせませんので、どういうことをおっしゃっているのかわかりません。
私は日本語だけを観察して、人はいつでも文をしゃべるのであり、単語だけをしゃべっているように見えるのは、現象としてそう見えるだけだと言ったことはあるかもしれませんが、「日本語のようなリズムとイントネーションで」云々は言った覚えがありません。
>技法グラウンドで丸ごとの英文を口移しで真似る時、幼児が母国語を覚えるのと同じ過程をたどっているのだと思いました。
これは違うと思います。私は小学3年生以上の子供にしか英語の「口移し」をやりませんが、これは母国語を覚える過程とはまったく質の違うことです。
私が思い出すのはチョムスキーを翻訳する際に使われた「生成」という語です。「生成文法」というのは、文を「生成させるもの」という意味だと考えています。「生成するもの」ではなく「生成させるもの」=文法だと考えています。それは記述される以前にすでに働いているものです。
だから、チョムスキーは人間は生まれつき「生成文法」を持っていると考えたのであり、それに関しては間違いあるまいと私も考えています。なぜ生まれつきにそれを持っているのかの答にはなりませんけれども、チョムスキーは、あらゆる言語、あらゆる文化を貫く普遍性を言い得た人です。
語学で扱う文法はそうではありません。語学での文法は、記述されて以後の文法で、これには「生成させる」という力能はありません。「生成させる」力能は、人間が生まれつき持つ力能と「磁場」が出会ったときに芽を出します。
記述されて以後の文法には、分析的に理解することに役立つという作用しかありません。あるいは、感覚的に(総合的に)つかんでいるものを整理し、整序する作用しか。
「技法グラウンドで丸ごとの英文を口移しで真似る」というのは、「芽を出させてはいけない」「水が与えられれば芽を出す種の状態で(生きている種として)」という思想によるものです。これは思想です。日本の英語状況(英会話幻想、幼児英会話熱)に欠けているのは、語学としての思想です。あるいは思想としての語学です。
根石さん 投稿者:小川 投稿日:2011年 4月 1日(金)08時50分36秒
>その子の「こみ」に「こ」という音があったからわかったのですが、そこから再度考えると、もしもこの子が、「みー」とだけ言っていても、それはその猫の名前の「みー」だけを言ったのではないのです。「(これは)みー(だよ)」という文を言っているのです。普通、人は(語学の場面以外では)単語だけを言うことはありません。現象として単語だけ言っているように見えるだけで、人はいつでも文を言っています。
そうおっしゃっていました。それ以来、身近な幼児を観察していて、根石さんのおっしゃるとおりだと思いました。そして今回レッスンを見学させて頂いて、またあらためて自分の観察が間違っていたと思います。
>現象として単語だけ言っているように見えるだけで、人はいつでも文を言っています。
おっしゃるとおりだと思います。根石さんがおっしゃる通りだったと書いたつもりだったのですが、文章がへたくそで通じなかったようです。すみません。
>これはどういうことでしょうか。「日本語のようなリズムとイントネーションで」というのは、「幼児が英語をやった場合に」ということなのでしょうか。私は幼児には英語をやらせませんので、どういうことをおっしゃっているのかわかりません。
最初に長野に伺った時、「幼児は(日本語を覚える過程で)日本語らしき言葉を言う、単語として言っているのではなく、文として言う」という主旨のことをおっしゃっていました。これも私の説明がへたくそだった為に、支離滅裂な文章になってしまったのだと思います。ほんとにすみません。
今回、根石さんのお答えを頂いて、技法グラウンドについても私はまだ表面的な理解しかしていないということに気がつきました。書いても書いても言葉が空回りするばかりで、お恥ずかしい限りです。
まだしばらくレッスンを見学させて頂きながら、また自分でもレッスンを受けながら、コーチのお勉強をしたいと思います。よろしくお願い致します。
急がば回れ 投稿者:小川 投稿日:2011年 4月15日(金)23時15分3秒
今日のT.Yさんのレッスンの中で、音読練習方法についてのとても大切なアドバイスがありました。私も出来るだけこの方法で始めるように心がけてはいますが、時間がかかるのでもどかしく、我慢が足りずについつい先を焦ってしまいます。けれど根石さんはこの方法は結局「早道」だとおっしゃっています。
まずは、ていねいにゆっくり、じっくりと読みます。
何度もこのペースで読み続ける内に音が自然に繋がって来たら、しばらく音を壊さぬよう、音を自分自身に言い聞かせるように読みます。
音の繋がりが安定したことを確認したら、徐々にスピードを上げて回転させます。
最後には「脱兎のごとく」乱暴に回転させますが、音の繋がりが安定した状態を確保出来ていれば、音は壊れないということでした。
根石さんに質問なのですが、この方法は個々の音がきちんと出せるようになった生徒さん向きだろうと勝手に解釈しているのですが、それでいいでしょうか。
音作り指導を受け始めた頃の生徒さんには、まず荒削りでもセンテンス丸ごとで回転させ、その中に個々の音についてのアドバイスが必要に応じて入り、「口の動きがわかったらつなげて」という指示をされています。最初はあまり細部にはこだわらない方がいいのですね。そういう理解でいいでしょうか。
小川さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2011年 4月18日(月)23時38分44秒
>根石さんに質問なのですが、この方法は個々の音がきちんと出せるようになった生徒さん向きだろうと勝手に解釈しているのですが、それでいいでしょうか。
百姓仕事が忙しくなり、なかなか掲示板に書けません。お返事が遅くなり申し訳ありません。
今日のピッコロさんのレッスンを参観していただいた時の話ともからみますが、「個々の音がきちんと出せる」ということと、その音がどの発音記号で表されるのかがわかる人に出すべき指示だと考えています。
からっぽの電池 投稿者:小川 投稿日:2011年 4月19日(火)00時10分59秒
今日のスカイプレッスンから:
素読舎のレッスンの真髄は「発音が良くなる」ということだけではありません。今日のレッスンの根石さんのアドバイスを紹介します。いづれも口を酸っぱくして言い続けておられることなのですが。
意味が取れないままに音だけを先行させている場合をさして、根石さんは「からっぽのドラム缶を叩いているような」読みだと表現されました。これを克服するにはどうすれば良いか。根石さんは、未知の単語は辞書で引くかイメージ核受肉教材の解説を読んで「言いながら、書きながら、思う」ことをすすめておられます。
しかしそれでも机上での練習は「当事者性を欠いているのだ」とおっしゃいます。これが「空っぽの電池」です。根石さんは例を挙げて、たとえ土砂降りの日でも"It's a beautiful day."と言い続けて練習しなければならず、気が狂ったわけでもないのに、"How are you, how are you, how are you...."と同じ言葉を繰り返し繰り返し言わねばならない、あるいは児童英語教室で、先生が"How are you?" と聞くと、気分の悪い生徒でも"I'm fine." と答えなければならない、これが当事者性を欠くということだとおっしゃいます。
これが語学というものです。
机上では、音作りのコーチを受けて音の出し方が体得出来れば、新出語の発音を調べ、始めはゆっくりと丁寧に音を作り、音が安定して着たら、じっくりと自分に言い聞かせるように読みながら徐々にスピードを上げ、音のつながりが壊れない状態になれば、脱兎のごとく「ぶん回す」という練習を積みます。そして、「言いながら、書きながら、思う」ことで英文にイメージを乗せ、溶かし込み、ひとつにして、英文を理解します。
安定した音でスピードが確保出来、しかもその英文とイメージが合体していれば、電池としての性能は備えた英文ということになります。しかしこの電池は、電池としての性能はあるのですが、中はからっぽであることに変わりないということです。語学というのは、このからっぽの電池を続々と製造し続ける作業ということになります。
根石さんもおっしゃっていたと思いますが、語学というのはこういう空しい作業の連続だということなのです。日本語磁場にいる限り、英米の映画を見ようが、原書を読もうが、英会話学校でネイティブ講師に囲まれていようが、「生きた英語」なんぞどこにもありません。
けれどこのからっぽの電池は、一旦英語圏に身を置いた途端、次々と充電されて行くのです。机上の英語が当事者性を持ち始め、土砂降りに出くわすと "It's raining cats and dogs." という英文が、当事者性を伴って口をついて出てくるというわけです。
音作りの次に大切なのは、この「言いながら、書きながら思う」作業です。この練習を欠いていては、いつまでたっても英語が使えるようになりません。私も今日はレッスン後のお話にも参加させて頂き、あらためてイメージしながら読むことの大切さを再認識しました。
レッスン見学 メモ 投稿者:小川 投稿日:2011年 5月30日(月)23時38分7秒
☆あいうえお フォニックス☆
1) 紙にローマ字で「あいうえお」と間隔を開けて書く。→ a i u e o
2) その横にrを付け足す。
↓
ar ir ur er or
3) ar の上にもうひとつ ar を書き足す
↓
ar
ar ir ur er or
4) ar, ir, ur, er, or を◯で囲む。
↓
ar
(ar ir ur er or)
1. 囲みからはみ出している"ar" はアクセントのある"ar":あごの下がった「あー」という発音。歯医者さん「あー」(下あごが下がると舌も一緒について下がる)
2. ◯で囲まれた"ar, ir, ur, er, or" :(囲みの中にある"ar" はアクセントのない"ar" )日本人の耳が「あー」という音として聞き取っている場合は、すべてせまい「あー」になる。発音記号は[逆さe+r]
<例> dollar, girl, surgeon, longer, doctor ,例外> sergeant
3. 補足:re と ear も er と同じ音
<例> picture, there, hear, year <例外> heart, hearth
↓
ar
(ar ir ur er or re ear)
<注> ”r" の発音の際に気をつけること:口の中で舌がどこにもさわらない
☆練習の際の心構え☆
1. レッスンは30分という限られた時間内で進めなければならないので、口の動きや音のつながりが十分に出来ていなくても、ひとまずは先に進む。レッスン外でも練習が大切。練習の際には、言える範囲、言い易い範囲でやっていてはいけない。口に力を入れて読み、言いにくいところを言いにくいまま言い続ける。
2. 実際に英語を使う時には発音など構っておられないので、間違って言ってしまっても気にしなくて良い。聞き手が聞き取れなければ、聞き返してくれることもあり、話の内容に聞き入っていれば多少の発音の悪さもカバー出来る。しかし練習の時には、しっかり音作りをしておかねばならない。
小川さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2011年 5月31日(火)00時07分2秒
3. 補足:re と ear も er と同じ音
<例> picture, there, hear, year <例外> heart, hearth
<例> に挙げた単語ですが、 here のつもりでした。hear は e にアクセントがあり、ar はその直後の母音と考えてきました。つまり、 hear は he+ar であって、h+ear ではないと考えてきたということです。このあたりは、言語音声学がどう扱っているのか私は知りません。
日本語で育った者として英語音を扱うというのが私のスタンスですが、その私にとっては、hear は he+ar なのです。
そうでないと、[i] という発音記号がある理由が分からない。
同様に year も ye+ar で、ar は「アクセントのない ar」になります。
私が ear の例としてあげたのは、early と earth だったと思います。
アメリカ育ちの音声学が、私のとらえ方を間違いだとしたらしたで構わないのです。
日本人がそうとらえて何が悪いと思っています。
訂正です... 投稿者:小川 投稿日:2011年 5月31日(火)00時46分30秒
根石さん、
すみません。私の不注意でした。ずっとメモしながら聞いていたのですが、聞き逃してしまい、自分なりに例を引っ張り出して書いてしまいました。レポーター失格です。下記のように訂正します。
3. 補足:re と ear も er と同じ音
<例> picture, there, early, earth <例外> heart, hearth
以後気をつけます。ご指摘ありがとうございます。またお手数をおかけして申し訳ありませんでした。
「あいうえお」フォニックス 投稿者:小川 投稿日:2011年 5月31日(火)12時31分45秒
☆あいうえお フォニックス☆
1) 紙にローマ字で「あいうえお」と間隔を開けて書く。→ a i u e o
2) その横にrを付け足す。
↓
ar ir ur er or
3) ar の上にもうひとつ ar を書き足す
↓
ar
ar ir ur er or
4) ar, ir, ur, er, or を◯で囲む。
↓
ar
(ar ir ur er or)
1. 囲みからはみ出している"ar" はアクセントのある"ar":あごの下がった「あー」という発音。歯医者さん「あー」(下あごが下がると舌も一緒について下がる)
2. ◯で囲まれた"ar, ir, ur, er, or" :(囲みの中にある"ar" はアクセントのない"ar" )日本人の耳が「あー」という音として聞き取っている場合は、すべてせまい「あー」になる。発音記号は[逆さe+r]
<例> dollar, girl, surgeon, longer, doctor ,例外> sergeant
3. 補足:re と ear も er と同じ音
<例> picture, there, early, earth <例外> heart, hearth
↓
ar
(ar ir ur er or re ear)
<注> ”r" の発音の際に気をつけること:口の中で舌がどこにもさわらない
コーチ音読レッスン感想
すり切れジーンズ問題 投稿者:小川 投稿日:2011年 4月 4日(月)11時38分50秒
昨夜からコーチ用の音読レッスンが始まりました。ゴーストのテキストの読みはここ数年、まともにやったことがなかったので、私には非常にきつい初日となりました。
1回分を終えた時、根石さんが「◎です」と言われ、村田さんと子供のように喜んだのですが、そんなに甘くはありませんでした。単に塾長の勘違いで、普通の「◯でした。」 思わず村田さんと苦笑。ぬか喜びでしたね。コーチですから、やはり毎回「◎」を目指したいものです。でないと、キリピーさんやIさんに太刀打ち出来ません。
さて私は"What's this chair doing here?" でダメ押しが出ました。いや...ダメ押しではなくて「ダメ」が出たのかな...
ともあれ、あ~これが「すり切れたジーンズ」のような読みってことだったのか、と実感出来ました。
日本語講座のモデルダイアローグを聞いていると、「この椅子はここで何をやっているのですか」(この椅子をここに置いてどうするの)というように、ひとつひとつの音をきちんと発音してつなげています。けれど実際の会話では「この椅子ここで何やってるんですか」という方が自然な言い方になります。もっと砕けると「この椅子ここで何やってんすか」みたいな音になりますね。
しかし語学として扱う場合は、実際には不自然に聞こえるような言い方だとしても、早く回転させても音が間延びせぬようしっかりと口の動きに力を入れて練習しなければならないということでした。
「ただ言ってるだけじゃだめだ、口の動きに力を入れて言いにくいまま強引に回し切れ、言いにくいまま言いつづけてろ」ということだそうです。つまり「言い易い方に流されてしまってはいけない」ということで、これは中級者というか上級者というか、すらすらと一通りはそつなく言えるレベルの受講生にとって、肝に銘じなければならないアドバイスだと思いました。
ところで、このすり切れジーンズ問題に当てはまるのかどうか、ちょっとわからないのですが...
村田さんと自立練習するようになって気がついたのですが、村田さんは "have to" や "want to" の "to"を「た」と発音されます。この場合はそれが正しいんですが、私はず~っと「トゥ」と発音していました。"to" は一律「トゥ」という発音で習って来ましたし、それをいちいち訂正してくれる講師もいませんでした。しかし実際のネイティブの会話を聞いていると、"wanna"(="want to")という言い方をしますね。"want to" がなんで「わな」になるのやろか、といつも思っていたのですが、村田さんのように「た」と発音して豪速で回転させると「わな」になります。皆さんはとっくに気がつかれているのだと思いますが、私には目から鱗でした。
have to do の to の音 投稿者:村田晴彦 投稿日:2011年 4月 5日(火)00時44分33秒
to を「タ」と読んでいるかどうかなんですが、わたしは意識的に「タ」と読んでいるわけではないと思います。音の強弱関係のなかで自然にそうなるのではないかと思いました。
わたしは練習する時に、強い意味を持つものを大きく発音して読むようにしています。主語・動詞・目的語・補語は文の骨格を作るので、強く発音します。品詞で言うと名詞と動詞です(ただし、代名詞の場合はむしろ強く発音しません)。形容詞・副詞はそれぞれ名詞・動詞を説明するので、名詞・動詞と同じか、若干弱く発音します。それ以外は強く発音しません。文脈にもよりますけれども。
そこで、have to についてなんですが、わたしは have to ではなくて、have to do ととらえて読んでいます。
have と do は動詞なので強く読みます。その間にはさまれる to は強く読みません。舌先を歯茎に一瞬つけるだけです。そのようにして have to do を速度を早めて読んでいき、こなれてくると、あいまいな音「逆さe」が出ます。「タ」と読むのではなく、「タ」と聞こえるようになる、だと思います。
発音は耳で覚えられるか 投稿者:小川 投稿日:2011年 4月 5日(火)10時26分33秒
村田さんは最初から素読舎のレッスンで英語力を育てて来られたんですね。流れの中で、意味の固まり単位で、発音を身につけてこられたんですね。
それに対し私は従来の「発音記号を調べ、個々の音を発音したものをつなげて読む」という方法で読み方を身につけて来ました。文を読み、発音のわからない単語の発音記号をしらべて書きとめ、また文を読む、という方法です。音声教材は社会人になってからようやくちらほらと入手出来るようになったという時代でした。その頃は音の強弱など、よくわかっていなかったのではないかと思います。
なのでアプローチの仕方が真逆というか... だからこそ素読舎の方法はとても新鮮でした。最初から素読舎のレッスンを受講している方たちには、まったくもって当たり前のことなんですが、これが世間では当たり前ではありません。私など高校を卒業してから40年以上、四苦八苦してというか七転八倒してというか、時には倒れたまんまで1~2年過ごし、ま、ともかく七転び八起きで(すでに八倒してるので八転び九起きですが)獲得して来たことを、素読舎では1~2年で身につけてしまわれるようです。月曜日の小学生の生徒さん達のようには読めない中~上級者なんか、私のまわりにはいっぱいいます。母音の発音の区別が出来ないままに英語講師をしている人もごろごろいます。私もかつてはそういう英語講師でした。文脈の中で類推できる、通じればいい、というものでもありません。park と perk、bat とbut では大違いです。
>わたしは練習する時に、強い意味を持つものを大きく発音して読むようにしています。
先日キリピーさんのレッスンの中で根石さんが同様のことをおっしゃっていました。初級者の場合、意味から類推して音の強弱を決めるのは難しいことかもしれませんが、これは技法グラウンドでコーチが指導することで体得出来るんですね。(実際に使う場面に遭遇すれば、強調すべき単語やフレーズは自然と強く言うようになるということではありましょうが、机上の練習だけでコーチなしに音の強弱を使い分けることは出来るでしょうか)
逆を言えば、流れの中で音の強弱がわかれば、意味が取り易くなるということですね。聴解力を鍛えるには、キーワードを聞き取ることが大切なんです。強く読まれている言葉を聞き取れれば、その隙間は類推で埋めるということで全体像が見えて来ます。素読舎の受講者がTOEICや英検のリスニング問題に強いというのもうなづけます。
村田さんが音読の流れの中で「タ」という弱い音を身につけられたということ、ここが素読舎の指導法のすごさだと思います。
20代の頃、YMCAの英会話教室に半年ほど通ったことがあります。今から思うと、講師はまったくど素人のアメリカのお兄さんでしたが、私が"I want to"の"t"の音をはっきりと発音して「うおんと とぅ」と言ったので、「"want"のtと"to"のtはくっつけて『わんとぅ』と言えばいいんだ」ということを教えてくれました。後にも先にも「流れの中での発音指導」らしきものを経験したのは、これが最初で最後です。私は今でも彼が黒板に"want" と"to"の下にスラーのような記号を書いてつないだ情景をはっきりと覚えています。それくらい驚いたんだと思います。
こういうことをちゃんと教えてくれる英会話学校はまずないと思います。to などのようにとっくに知っている単語でも丁寧に発音記号を調べて勉強した人だけが、弱い「あ」の発音があるということを知るのです。音声教材を活用すれば出来るではないか、と思われる方があるかも知れません。けれど "to"はたいてい弱く発音するんだということを理解できたとしても、"o" は 弱い「あ」で発音するのだということまで、音声教材でつかみ取れる学習者は少ないと思います。私は沢山の音声教材やら英米のドラマやニュース番組を媒体にして勉強して来ましたが、素読舎で教えてもらったような発音法や読み方などを自力で獲得できはしませんでした。
また一昔も二昔も前のこと、リスニング力をつけないといけないと思って、盛んにディクテーションをした時期があります。その中で苦労したのがこの弱い音です。たとえば "はふた"と耳だけでとらえると、"have to" だとは思えず、まったく別の一つの単語のように聞こえたりするのです。
こういうことは今でもたまに起こります。昨年夏のこと、ある勉強会の臨時講師役に当り、NHKの「実践ビジネス英語」のスクリプトを作る羽目になりました。それでCDのディクテーションをしていたのですが、その中でどうしても「バッリ」としか聞こえない箇所がありました。何日聞き返しても、文脈の中で類推してもどういう単語なのかわからなかったんです。
そこでネイティブスピーカーに聞き取りしてもらったんですが、なんと一回CDをかけただけで、"bodily"だと言われました。聞き取れなかった理由に弱形の処理の問題もありますが、"o"の発音をしっかり体得していないということもあったと思います。「ボディリー」などといういい加減な発音を日常的にしているから聞き取れなかったんですね、きっと。素読舎の「あいうえおフォニックス」は、タイトルだけ読むとまるで子供用発音テキストのように思われるかも知れませんが、これは英語学習者にとってぜひとも体得しなければならない大切なものなんですね。
で、"bodily"に話はもどって...
勉強会当日、リスニング問題として穴空きワークシートにしてやってもらったところ、聞き取れた方は誰1人としていませんでした。
日本人がリスニングに弱いのは、やはりきちんとした発音指導と音読指導がなされて来ていなかったからでしょう。素読舎のレッスンでは、音作りだけではなく、その中で日本語と英語のシンタックスの壁を超える方法、英文をイメージ化する方法も学べますね。これは素読舎だけが出来ることです。
英語の習い始めの時期に素読舎のレッスンを受講することが、その後の英語学習にとってどれほど有利に働くか計り知れません。
再びすり切れジーンズ問題 投稿者:小川 投稿日:2011年 4月19日(火)00時38分47秒
だいぶ前のこと、私は根石さんに「事大主義だ」とおしかりを受けたことがあります。どうしてそういうことをおっしゃったのか理解に苦しんでいました。「言われる筋合いはない」と不満に思いながら反論も出来ずにおりました。
事大主義というのは「大国を崇拝し政治的に仕える」ことで、「日本はアメリカに事大している」と言うように使います。私はアメリカの崇拝者ではありません。それで「事大主義」という言葉の意味を間違って覚えているのかと思って、改めて辞書を引いたくらいです。
最近になってようやく私は「ネイティブ・スピーカー並みの発音」ということを良く口にしていたことに気がつきました。単に良い発音という意味で使ったつもりでしたが、これは考えものだと思いました。
今日のレッスンの中で根石さんがこういうことをおっしゃっていました。CDなどの英米語の音声教材を使って発音を勉強するのがいいか、という質問に対する答えの中でのことだったと思います。
英米人の履き込んですり切れた洗いざらしのジーンズのような音を媒介にする気はないと断言されました。語学でやる音は、きちんとした音、きれいに洗ってあって繊維もしっかりとした音を目指すのが良いとのことです。そういう音を身につけた後に、ネイティブ音声の教材を利用するのはかまわないけれど、最初から崩れた音を手本にしたくはないということでした。
私も同感です。折り目正しい音が良いと思います。英語として無理なく通ずる音であれば、日本語の香りがする英語でかまわないと思います。それが国際的な英語だと思います。つまりアメリカやイギリスに事大しない英語です。
アメリカ英語を真似る必要はありません。すり切れジーンズのような英語というのは、アメリカ人が「日本語ってのは難しいもんっすね」と言ってるようなものです。下手すれば軽薄なものになってしまいます。語学としての英語では「日本語というのは難しいものですね」という言い方で練習を貫くべきだと思います。
発音の良し悪しについて 投稿者:小川 投稿日:2011年 4月26日(火)14時49分38秒
偶然にもここ数週間の間に、私の周りのあちこちで発音の良し悪しが話題に登りました。
ある勉強会に7~8人集まっていたのですが、その中に非常になめらかに英語を読めるAという人がいました。けれど私の耳に彼の英語はとても聞きづらく、ところどころ聞き取れないところもあったのです。テキストを見ながら聞いていると、やたらに速くなめらかだけれど、意味の切れ目が違っていたり、イントネーションに妙な癖があったり、文字と発音が一致していなかったりしていたのでした。けれど音だけ聞いていると「いかにも」な英語に聞こえます。
極端な例を上げれば、park を perk、bat を but、shit (失礼!)をsit、ear を year、rap を lapと、きれいに発音してしまえば、音だけならちゃんと英語に聞こえるということです。英語の意味がわからずに音だけ聞いている人たちにとっては、感嘆ものの英語に聞こえるのでしょう。勉強会の後、2~3名の方達がAさんの英語を口々に絶賛されたので、私は絶句してしまいました。
これは私にとっても人ごとではありません。つい carbをcurbと言ってしまったりします。炭水化物と縁石では大違いです。しかし、たとえ言い間違ったとしても、単語の意味のわからない聞き手にはちゃんとした英語に聞こえます。単語の意味のわかる人にとっては、シュールな英文に聞こえてしまいます。気をつけなければと思います。
私は先日のコーチ練習で、scared に"y"の音が入るというので注意を受けました。これは昔っから私の悪い癖なんです。「ゴースト」の電話レッスンを受講していた頃は良くなっていたのですが、長いブランクですっかり先祖帰りしてしまっていました。塾長もそこを良く解っておられるようです。
"scared" を"scayerd" のように発音してしまうと全く意味が通じません。「でもあんたの通ってた英会話学校の外国人講師には通じてたんじゃないの」と反論される方もあるでしょう。確かに、外国人講師は一度か二度なら聞き返してくれて「あ~、そこは"scared"ね」くらいのことは言ってくれるかもしれません。けれど長年同じ外国人に習っていると、私の発音の癖に慣れてしまっていちいち矯正してくれなくなります。それ以前の問題として、彼らには日本人特有の発音をどう処理していいのか知らないことが多いので、きちんとした矯正指導など出来ないのです。ただ 「真似してみて。もう一度言ってみて」と言い、それでも直らなければ、両肩をちょっとすぼめてみて「沢山練習しといて」と言うだけです。舌の位置がどうの、口の開きがどうのとかゆいところに手の届く指導が出来る外国人講師など皆無に近いです。
先週の金曜日だったか、スカイプレッスン中に同じようなことがありました。塾長がこういうことをおっしゃっていました。「私のより女房の英語の発音の方が良く聞こえるという人もいるんだが、彼女の発音をなおしてるのは私なんだよ」
もちろん根石夫人の発音は素晴らしいものであることは言うまでもありません。私の知っているAさんの英語とは比べ物になりません。けれどやはり塾長の発音にはかなわないのです。
上から目線のことを言って大変恐縮なんですが、敢えて言わせて下さい。下から見上げると上の様子はどうなっているのか、あまり良くわからないものです。英語レベル2や3の学習者に、レベル9と10の差はわからないとうことなのです。「素晴らしい発音」と評価するには、評価される方が「素晴らしい発音」というものがどういうものか解っていなければなりません。
またネイティブ発音を有り難がる風潮もありますが、それがどういう素性の発音なのか、わかっていて有り難がる人は少ないのではないでしょうか。オーストラリア英語あり、カナダ英語あり、ニュージーランド英語あり、その中にも方言があり。さて、どれを標準にしたらいいと言うのでしょうか。
素読舎の作る英語の音は、国際的に通じる標準形として立派なものだと思います。
コーチ音読 レッスン 投稿者:小川 投稿日:2011年 5月22日(日)01時26分16秒
ただ音読回数を稼いでいるだけではダメ。口がくたびれてからが練習!
1週間お休みを頂いたせいなのか、鼻風邪で鼻が詰まっているせいなのか、今日の音読は新しいところを4ページ進むことが出来ませんでした。46ページは時間オーバーで据え置きとなり再度挑戦となりました。面目ないです。この46ページ、"Henry the Eighth, I Am"という歌の歌詞だけなので、実はまあいいかと無精をしてあまり読み込んでいませんでした。
今日は何度か「口の筋肉に力を入れて」という指示を受けました。またセンテンスが途中で途切れそうになることも何度かあり、その都度沢山やりなおしをせねばなりませんでした。
文が途中で途切れそうになるのは、まだ字に頼って読んでいるから起こる現象だということでした。字に頼らず、字はまあ、あってもなくても良し、という状態になるまで読み込む必要があるとのこと。文字が交通標識か目印のようになり、ちらっと見るだけで、口が勝手に動くようなところまで達するのが目標ということでした。
「ゴースト」を1冊終わらせた後、復習として4ページを3カ所(合計12ページ)を10分以内で読むと◎だそうです。コンスタントに◎が出せる人は無料過程に進むことが出来ます。◎をもらえるところまで早く行きたいですね。
思い切って殺す 投稿者:小川 投稿日:2011年 5月29日(日)01時34分15秒
今日のコーチ音読レッスンで子音の弱形についての補足説明がありました。
"We could put ..." の "d"の音が弱くなったり落ちてしまったりする現象を「レコードの針が飛ぶような感じ」と説明していましたが、根石さんは音が飛んでしまうわけではないとおっしゃっていました。"d" の発音をする際の舌の位置はそのまま確保したまま、音は出さないでおくのですが、この「黙音」には「音」あるんだという言い方をされました。日本人の耳には音としては聞こえないけれども、ネイティブスピーカーの耳には"d" の音として認識されるということだそうです。
発音の際の口や舌の一は確保したまま、音を出さないようにすることを、素読舎では「思い切って殺す」と言います。物騒な表現ですね~。村田さんとの自立練習の時、「そこは思い切って殺して下さい」と言われた時は、「ふぇ?」と思いましたが、理屈がわかってみると、なるほどと納得の表現です。
コーチ音読レッスン「限界を超えよ」または「地獄巡り」の巻 投稿者:小川 投稿日:2011年 5月29日(日)03時22分45秒
不肖小川、今日は絶不調でありました。最初の1ラウンドは10分を大幅に超過。やりなおしと相成りました。続く2ラウンド目も3ラウンド目も8分強。いつもの調子なら7分は超えなかったのではないかと... 今日こそ5分を切りたかったのに、まったくもって不本意です。村田さん、ごめんなさい。
実はスカイプをオンにして呼び出しを待つ間に、机につっぷしてうたた寝してしまっていました。寝起きのままレッスンに突入したので、1ラウンド目はほとんど寝ぼけておりました。御陰で「口の動きに力を入れて下さい」という指示が沢山出されました。
しかし "What should we do?" など以前にはあまりチェックの入らなかったセンテンスにまで、「もっと口の動きに力を入れて」とチェックが入り、「ええっ、何で今さら???」と思いながら何度も繰り返していました。けれど指示の通りに口の筋肉にしっかり力を入れて読むと、いままで難なくつながっていたはずの文が、しどろもどろになってしまいます。音の質を厳しく問われるようなレベルになったんだろうと思います。(受け取り方がポジティブすぎるか...単に音のだらしなさを注意されただけかも...)
根石さんの言われる「個々の音の粒をはっきりさせて」しかも「つなげる」ことを両立させるのは、並大抵の練習では出来ないものだと思いました。私など、まだまだ口の筋肉が出来るところまでには至っていないのです。口の筋肉をしっかり使うとつながらない、つなげようとすると口の筋肉が動かない、根石さんは「シジュフォスの岩」のようなものだと言われました。私は「賽の河原」みたいやんかと思いましたが、うんうんと唸りながら岩を押し上げるシジュフォスの姿の方が、音作りの練習をする私達に似ていますね。
口の筋肉を大きくしっかり使うことと淀みなくつなげることを両立させるのは、まるで水と油を混ぜて乳化させるようなものです。ドレッシングを作る時のようです。空き瓶に油と酢を入れて、気が触れたように力一杯振らねばなりません。一度はうまく混ざったと思っても、放置しておけばすぐに分離してしまいます。またまた気が触れたように瓶を振らねばなりません。
根石さんは「語学は習い事じゃないんだ」と言われました。英語をやってると楽しいとか嬉しいとか、そんなことを目的にやってるんではないんだということだと思います。日本語とは構造も発想も発音も大きく違う外国語を修得するのが目的ならば、どれくらいの練習量が必要でしょうか。曲がりなりにでもいい、自分の日本語力に見合う程度の英語力をつけたいと私は思い続けていますが、それは並大抵なことではないと思います。
語学の修得の過程は、先日村田さんが書いて下さっていたバレーボール選手の練習のエピソードと同じです。素読舎のレッスンはきついですし、コーチ見習いになった途端、どんどん厳しさが増してくるようにも感じます。それでも限界にぶち当った時に尻尾を巻いて逃げ出せば、今までの練習が元の木阿弥になってしまうと思うと、もったいなくて辞めようという気にはなれません。それよりも限界を超えた先に見える景色が見たくて見たくて。
シジュフォスも賽の河原の子供達も、際限なく「徒労」を続けるんですが、素読舎のレッスンは途中で投げ出さない限り「徒労」に終わることがないわけで。
馬の骨さんが引用して下さった内田樹の言葉にも考えさせられるものがあります。
>師の仕事は実定的な知識や技術を教えることではない。子どもを成熟させることである。そして、成熟の旅程は牧歌的な風景でみたされているわけではない。それは一種の「地獄巡り」である。教師の責務は子どもたちが地獄巡りをしたあとに、戻り道を指し示すことである。
皆さん、地獄巡り、ご一緒しましょうね~、戻り道はありますから。
コーチ音読レッスン「お赤飯」の巻 投稿者:小川 投稿日:2011年 6月 6日(月)23時18分0秒
先週のコーチ音読レッスンのレポートです。先のミキさんのご投稿にも通ずるかも知れません。
6月に入って、8分台、ひどい時は12分で据え置きという状態が続いています。それまでは「この調子だと6分切れる」と思っていたんですが...
実はコーチ見習い実習を始めることになったので、5月の末あたりから口の筋肉に力を入れてしっかり読むことを心がけることにしていました。すると "No way." の回転ですら非常にきついのです。「のーうえー」ではなく、[no'u we'i] ときちんと口の筋肉を使ってやって見て下さい。それを何度もつなげて回転させるのはなかなかしんどいものです。
それまではTIMEやNewsweekといった英語雑誌であっても、初見でそこそこスラスラ読み出来ていたので、じっくりと音に取り組むということはあまりありませんでした。数年前に受講していた電話レッスンの際には、簡単なものは繰り返し読まずにすっ飛ばしても問題は起きなかったのです。それで数回読んで口慣らしするだけのことも良くありました。もちろん、難しい発音があったり、空で言うことが出来ないほど長い文章などについては、50回、100回と回数を重ねて豪速音読しました。その際に口の筋肉がしびれてしまうことは良くありました。
しかしこれは筋肉を強く大きく動かすことで起こる痺れとは違うものでした。思い起こせばこれまで、「口の筋肉を大きくしっかりと動かす」ことと「つなげる」ことの両立に真剣に取り組んだことはなかったのです。
6月に入ってから、ほんとにつながらなくなりました。自立練習報告にも書いたのですが、"Excuse me. May I ask you a question?" のような普通に使っている英語でも途端に繋がらなくなりました。これはショックでした。
「私は素読レッスンというものをなめておりました。m(__)m 」
こういう話を根石さんと村田さんにしたところ、根石さんから「それはお赤飯でも炊いてお祝いしないといけない」と言われました。この域に達するのが「案外早かったねぇ」とも言われました。これはやはりコーチ見習いという立場で責任を持たされたせいだと思います。コーチとして早く自立しようと思えば、今までのように受け身でいるわけには行かなかったからです。自分が体験してもいないことを生徒さんに要求するわけには行きません。ほんとに「御陰さまで」という言葉がぴったりです。
で、ようやくここからがスタートです...
「口の筋肉を大きくしっかりと動かす」と「つなげる」という、あちらを立てればこちらが立たずの板挟み状態、「いいにくいまま言い続けろ」段階に入ったということでしょう。
ところで、上級者の中には、熟れたような崩れたような発音で非常に流暢にしゃべる人がいます。こういう英語をしゃべる人にあこがれる学習者もきっと多いだろうと思います。けれど語学学習の場合には、常に崩さないで練習することを心がけるべきです。きちんと作った音は、崩そうと思えばいつでも崩せます。練習の際、口の筋肉を適当に動かし、ただなめらかにしゃべれることだけを喜んでいるようだと、実践の場でボロが出てしまいます。
実はプロの通訳ガイドの中にも、臨機応変な会話になると途端に音が崩れはじめる人は沢山います。お客様に何度も聞き返される場合も多々あります。私なんぞ、言わずもがな、です。振り返れば、私達は「音作り」どころか「発音」そのものさえまともに教えてもらって来なかったんだなあと思います。
今回の根石語録:「結局は癖になったものしか使えない」
コーチ音読レッスン 投稿者:小川 投稿日:2011年 6月13日(月)01時53分27秒
予習の際に、しっかりと口の動きに力をいれて、まずはゆっくりと最低30回読み込むようにしました。自分でも音がかなりはっきりと力強くなったと思います。"here" に"y"の音が混じることもなくなりつつあるように思います。
けれどその分つながりは悪くなり、今回も据え置きが1回でました。据え置きが出た時のタイムは10分10数秒。思わず村田さんと一緒に「く、悔しい! 残念!」と言っていました。
口に力を入れることを意識して読んでいると、思わず知らず足の指にも力が入っていたのか、左足の人差し指(?)がつってしまい、とても難儀しましたっ!!
コーチ音読レッスン 投稿者:小川 投稿日:2011年 6月19日(日)01時05分0秒
ううう...ううっ、ううっ. です。
先週据え置きだったページなのですが、ほとんど全てのセンテンスがつっかえて言えず、繰り返しに次ぐ繰り返しの繰り返しで... 結局17分強という最悪の記録でした。17分って...レッスンの半分以上ですやん。なめらかに言えていたはずの復習箇所も、口に力を入れて読みはじめると、途端につっかえてしまいます。
こんなにろれつが回らないのは、もしかして脳梗塞?
特に今日は"y"の音が気になって気になって、いままでちゃんと した"y" の音を出していなかったんだなぁと思いながら読んでいました。
塾長の「意外と早く胸突き八丁が来たなぁ」との言葉は、まあこれは褒め言葉かと良いように受け取り、ここを乗り切ってみます。
「ろれつが回らない」 投稿者:Piggy 投稿日:2011年 6月19日(日)16時23分58秒
私も、「ろれつが回らない」という経験をしています。口が麻痺したようにろれつが回らなくなる文章が、私の場合は2ページに1つくらいあります。はじめて読むページでは、このようなことはおこりません。以前は何の苦もなく読めていた文章が突然読めなくなり、一度そうなると、ゆっくり読んでもだめなのです(一語ずつ区切れば別ですが)。
私の場合は、口に力を入れて読みはじめてから、とか、発音に気をつけて読んでいると、というのではないのに、今まで普通につながっていた文章で、とつぜん「ろれつが回らな」くなります。
次の音読範囲としてまわってくるときには、少しよくなっているのですが、今のところ「ろれつが回らない」感じは完全にはなくなりません。「ろれつが回らない」文章については、文字から意識をはなして、意味に気持ちを持って行くと少し言いやすくなることがあります。今まで文字に私がくっつけていた音と、自分の中に生まれつつある音が、せめぎあっているのだろうか、とも思います。ただし、この策も今のところ万能ではありません。
コーチ音読レッスン, その他 投稿者:小川 投稿日:2011年 7月10日(日)00時52分20秒
実は先週から心がけていることがあります。村田さんが音読する番の時、ただ漫然と聞いているのではなく、口を大きく動かして、声は出さずに同じ箇所を読むようにしています。要するに口パクですが、自分の番の時に読み易くなるような気がします。
ここ数週間、私も村田さんもなかなか新しいところに進めない状態が続いています。根石さんによると、だいたいどの生徒さんも「ゴースト」の半ば辺りになると、なかなか前へ進めなくなるという現象が起きるということでした。今日は、私達も58ページの据え置きが3回続き、3回目に10分内で収まりましたが、残念ながらこれだけでレッスン時間を使い果たしてしまいました。
話が逸れますが、以前自立練習の時、私のイントネーションが疑問文でもないのに尻上がりになったことがあり、村田さんを驚かせたことがあります。
文字にして説明するのは難しいのですが、ニュースなどでアメリカのインタビューなんかを聞いていると、尻上がりにしゃべる人を良く見かけます。若い女性が多いようです。日本でもここ数年、平叙文なのに疑問文のように、尻上がりにしゃべる人が増えて来ました。そんな日本人の「私って音読だけはしっかりやる? みたいな?」という言い方と似ているかも知れません。
とにかく、1文だけでしたが、そういうような英語のイントネーションだったのです。通訳案内士面接試験の模擬講座CDに、そういう英語の話し方をする日本人女性がいたのです。それを繰り返し聞いていたものですから、移ってしまったのかもしれません。私自身は、耳障りな英語だと思って聞いていたのですが....
今日、そういうイントネーションで英語をしゃべっていたことがあるという人に会いました。その人は、米人講師に「成人女性なんだから、そういう尻上がりの英語をしゃべらないようにしなさい」と釘をさされたということでした。
ネイティブのしゃべる英語だからと有り難がって真似するのは危険だとつくづく思いました。私達はそういうものには目もくれず、素読舎式の音読に励みたいものです。
コーチ音読レッスン 投稿者:小川 投稿日:2011年 7月17日(日)00時22分12秒
今日は虫歯の神経を抜くので、歯医者さんにいっぱい麻酔注射をされました。喉の入り口あたりまで麻痺したので、夕食を飲み込めるんだろうかと心配になったくらいです。
ようやく麻痺が治まったと思ったら、音読レッスンで新しい所が滑らかに言えず、激しい回転読みを何度もしたので、またまた唇が麻痺してしまいました。麻酔がかかったのと全く同じ状態です。
今夜は歯のせいもあって全く練習せずに受講したので、新しい所に17分以上もかかってしまいました。村田さんの足をひっぱってしまいました。すみません。
コーチ音読レッスン(6) 投稿者:小川 投稿日:2011年 9月 4日(日)00時30分43秒
1ヶ月休会しましたので、予習をしっかりやっておかねばと思い、仕事と家事が終わり夕食の片付けも済ませた8時半からレッスンの始まる10分前の11時半頃まで、宿題箇所を音読していました。
結果は2ラウンド回り切らず、悔しくまた情けない思いをしました。どかんとまとめて直前に練習すると、(3時間くらいのことで「どかんとまとめて」もないんですが)口の筋肉が麻痺してしまい、言えていたセンテンスもまともに言えなくなってしまうだけです。コンスタントに毎日時間をみつけて練習することが大切だと深く反省しています。
しかしもっと情けない思いをされたのは根石さんと村田さんではなかったかと思います。このままでは村田さんの時間と受講料を奪うばかりです。1ラウンドを7分以内で終わる生徒さんもおられるとのことで、「コーチであれば6分以内を目指して当然ではないか」と根石さんに言われました。
面目なく、言い訳のしようもありませんでした。
コーチ音読レッスン(7) 投稿者:小川 投稿日:2011年 9月11日(日)01時05分9秒
村田さん、
中学1年生の2学期半ばで準2級とはすごいです。そして何よりも素読舎の音作りの成果が出たことが素晴らしいです。ネイティブ講師も裸足で逃走ですね。
さて今週は村田さんから「7セット」という宿題をもらっていましたので、私も出来る限り時間をとって練習することにしました。
珍しく昨日と今日はほぼ丸2日自由時間が出来ましたので、5セットを目標に練習しました。夫が出張で留守だったので、掃除もせず洗濯もせず食事も作らず、スイカやらインスタントラーメンやらで食いつなぎながら、p.62~p.66 の5セット分を暇さえあれば音読しました。
新しいページは1分間に40語程度のゆ~っくりしたスピードから始め、最終的には200~230語ほどのスピードまで上げても言い淀んだりつっかえたりしないまで練習。
それはそれは時間がかかりました。コンスタントに先に進めておられる生徒さん達がどれくらい練習されているのかと思うと気が遠くなりそうでした。
さて本番はというと、これでも練習不足だったようで、4セットで終了。標準ですね。今日は「わずかな気泡も追い出す」ということを言われました。とにかく文字を頼りにしないこと、長いセンテンスの終盤になって間延びしないことが、次週からの目標になりました。次週はなんとか5セット回したいと思っています。
コーチ実践記
コーチ見習い初日 投稿者:小川 投稿日:2011年 5月 7日(土)09時33分31秒
初日なので根石さんの模範コーチを見学させて頂きました。村田さんも見学されたので、WMさんは大変緊張されたのではないでしょうか。
すでに音作りが出来ている生徒さんをお預かりしたことはありますが、音作りからコーチさせて頂くのは初めてです。コーチにとっても生徒さんにとっても、最初の音作りが大変だということを実感しました。
例をあげると "Slave labor." この短い文の中にも、コーチすべき箇所が3つも4つもあります。たとえば"or"の音。ネイティブの口と舌の動きを真似せよと言っても、そう簡単には出来るものではありません。フォニックス指導研修会では、ネイティブスピーーカーの発音指導講師が、鏡を持たせ、ストローを口の中に入れて舌の位置を教えるというようなこともやっていましたが、そうしたところで上手に音を出せるわけでもないのです。
根石さんはこの難しい音を「口をせばめ、息の出口をせまくする」「舌はどこにもくっつけない」という簡単な動きを確保することで、ネイティブの耳にも"or" と無理なく通ずる音を作ります。日本語の口の動きと英語の口の動きを熟知していないと、こういう指導は出来ません。
「ひとまずはこれでいい」と根石さんは言います。鑿で荒削りして丸太から像を彫り出すような作業です。通ずる音が出来てから、「口の動きに力を入れる」「繋げる」などの指示によって徐々に細部を彫り上げ磨きをかけて行くわけです。
"incredible" や"omen" のアクセントが入っている母音の直後の"i" や"e"の音がぼやけ、日本人の耳に「ア」という音に聞こえる発音になるということなどまで、きちんと指導してくれる英語講師もなかなかいません。ほとんどの場合、講師自身がそれに全く気づかず、「インクレディブル」「オーメン」と発音しているというのが現状だと思います。
しかしそれも必ず「ア」と発音せよと根石さんが言っているわけではないのです。無理なく通じるからそれでもいい。それでもいいけれど、ネイティブの発音を聞くと全く違う単語のように聞こえてしまう場合があるかもしれない。そのためにネイティブの音を知っておく方が良いということです。
「インクレディブル」と発音していたとしても、アクセントの位置をきちんと捉えた上で、豪速で「つなげる、もっとつなげる」という作業を続ければ、自ずからこの「あいまい母音」は出来てくるように思います。
来週は"I had Rose move your three o'clock to four o'clock... "という長いセンテンスが出てきます。WMさんもきっと緊張されていることと思いますが、私もとても緊張しています。自分が出来るということと、人が出来るように指導するということの間には、大きくて深~い開きがあります。これからは「教えることで教わる」ことの連続です。どうぞよろしくお願いします。
コーチ見習い (2) 投稿者:小川 投稿日:2011年 5月14日(土)01時39分43秒
今日からいよいよ実習でした。いきなり39語文("I had Rose move...")からで、チャコさんが繰り返し音読されている間、縄跳びの縄に入るタイミングを掴めずにいる子供のような状態で、どうしたらよいのかうろたえるばかりでした。慣れないとはいえモタモタした説明ばかりで、チャコさんももどかしい思いをされたことと思います。
「口の両端を斜め上」「せまい音」「つなげる」「口の動きに力をいれる」など、素読舎の指導用語というものはもっとも効率よく音を体得できるようになっていること、また音読の妨げにならぬよう手短かにアドバイスが伝わるようになっているのが良くわかりました。自分なりの言葉での説明では、アドバイスが瞬時に伝わらないのです。ああでもないこうでもないと口数多く説明を重ねることになり、結局は時間を食うばかりで生徒さんの練習量が減ってしまいます。素読舎特有の説明の仕方をきちんと覚えること、それが当面の私の課題です。
どこを重点的に指導するかについて、レッスン後根石さんに教えて頂きました。徹底的に練習すべき最重要ポイントは「みっつのア」、つまり「あごの下がるア」、「口の両端斜め上のア」(いわゆる一瞬般若)それと「せまいア」です。実際には「せまいア」には2種類あり、発音記号では [?]と [?]で表される音です。アクセントのあるところは逆さ"v"、アクセントのないところは逆 "e" の音になるということです。
しかし最初の内は区別しなくてもよい、とりあえずは「せまければよい」のです。「ひとまずはそれでよい」「その音で通じる」ということを良く言われますが、これは生徒側にとっても有り難いアドバイスです。最初から重箱の角をつつくような指導だと音読そのものが辛い修行になってしまいます。ひとつのセンテンスを徹底的にやられては気持ちが萎えてしまいます。まずは荒削りでおおまかな形を作るところが職人技です。
教えることで学ぶことは多いです。生徒さんにいい加減なことを言ってはいけないので、普段は無意識に使っている単語まで辞書で発音を調べるようになりました。コーチ実習をすることが決まってからは、スカイプレッスンの見学に対する身の入り方も全く違います。思い切ってコーチ実習をさせて頂いて良かったと思います。快くお相手頂いたチャコさんにも御礼申し上げます。
小川さんのレッスン感想 2 投稿者:村田晴彦 投稿日:2011年 5月21日(土)01時39分15秒
今月から小川さんのレッスンを見学を始めていますが、先々週は、まず根石さんがお手本を見せて、先週はトラブルからわたしのスカイプはつながらず、今週はじめて小川さんのレッスンを見学しました。
生徒さんが初心者のうちは、1文のうちで何箇所もなおそうとすると、生徒さんはあっという間に一言も言えなくなってしまいます。だから、なおすのはひとつの文で1箇所です。その1箇所を決めるのはコーチ次第なので、コーチがその文の読みで一番気になったところがわかります。他のコーチのレッスンを見ていると、自分がチェックするんだったらここ、と思うところと違っていたりすることがあるので、勉強になります。
小川さんからまず、hardly の dl の子音の連続にチェックが入りました。hardly の dl の子音の連続について、わたしはあまりチェックを入れていません。hardly だったら、ar の発音とアクセントの位置をチェックすることが多いです。
根石さんから hardly の dl については、「舌先を上の歯茎の裏につけっぱなしにする」と説明がありました。
この説明は、その後に出てきた I had no idea の had no の d と n の子音の連続についての説明にも使われました。
根石さんは「舌先を上の歯茎の裏につけたままにして had の d は黙った音にする」と説明していました。
わたしが今まで聞いてきた説明は、had no の場合なら、「no の n の前の had の d は、舌先を歯茎の裏につけて、黙った音にする」でした。相手が慣れている人なら、「舌の位置は確保しておく」とも聞きました。
今日聞いた「舌先をつけたままにする」は、よりわかりやすい説明だと思いました。
(略)
村田さん 投稿者:小川 投稿日:2011年 5月21日(土)12時49分34秒
>小川さんからまず、hardly の dl の子音の連続にチェックが入りました。hardly の dl の子音の連続について、わたしはあまりチェックを入れていません。hardly だったら、ar の発音とアクセントの位置をチェックすることが多いです。
このコメントを読ませて頂いて、反省しているところです。
生徒さんの発音指導ということなら、「ar」の音の出し方についてアドバイスを入れるべきだったと思います。「あいうえお」フォニックスの指導については何度も繰り返し教えて頂いているので、私の関心はhardlyのdとlの繋がりをどう指導するのだろうかということにありました。
何度もつなげることで、"d"の音は自然と弱まって行くのだろうか、あるいは"har"にアクセントを置くこと、「アー」の音をきちんと出すことで、後ろの"dly"の問題は解消されるのだろうか、という疑問を持っていましたので。
またお気づきの点があれば、どんどんご指摘下さるようお願い致します。
コーチ見習い (3) 投稿者:小川 投稿日:2011年 5月21日(土)13時11分30秒
今回の私の関心事は、"l" と子音が繋がったときの発音をどう指導するのだろうかということにありました。
村田さんのご指摘のように、そういう枝葉末節のことより、音作りにとって最も重要な「三つのア」の指導に重点を置くべきだったのかなぁと思っています。
"hardly" と "dl" そして"also"の"ls"に母音が混ざるのをどう解消するかと思い、根石さんにお尋ねしたところ「"l"の音は上の歯茎の裏に舌をつける。舌が歯茎の裏にくっついている間だけ出ている音。舌が離れてからも音を出さない」というアドバイスをすればいいとのことでした。
"hardly"にはまだ少し練習が必要でしたが、"also" はこのアドバイスが出ると、チャコさんは即座にと言っていいほどの早さで正しく発音されたので驚きました。
生徒さんの個人差もあると思いますが、「つなげる、もっとつなげる」という作業で解消出来る問題と、適切なアドバイスによってその場で解消できる問題とを見極める力も必要だと痛感しました。これは経験を積む以外に方法がないようです。
自分が出来るということと生徒さんが出来るようにするということの間にも、たいへん大きなギャップがありますね。
コーチ見習い (4) ー気配の音 投稿者:小川 投稿日:2011年 5月28日(土)01時49分22秒
今日は「みっつのア」と"er" にポイントをおいてコーチ実習しようと思っていました。"Why don't you leave her there until we get the other stuff in." の中に3つも"er" があり、他にも沢山出て来ましたので。
途中で "We could put our bedroom upstairs... " で could の"d"の音が気になり、やっぱり今日も音の脱落について口出ししました。前にも書いたように、子音の弱形は案外難しいもので、上級者でも出来ない人は沢山います。ですから、素読を始めたばかりの生徒さんに今言うべきか、あるいはもっと先になってからでもいいのか、迷いはしていたのですが。
指導とかアドバイスをするにあたって、そのタイミングを見極めることがとても大切だと思います。そしてそのタイミングを見極めるのがとても難しいと思いました。
ともあれ、その際に「"could" の "d" は弱く」という言葉で説明したのですが、この説明が不的確だったのでしょう。チャコさんは なかなか "d"の弱形を作ることが出来ませんでした。そこで根石さんは「上の歯茎の裏に下をつけたまま"d"の音は出さないで」という言い方をされました。するとチャコさんはすぐにこの「気配の音」を獲得されたので、やっぱりこれは名人芸だと思ったものでした。素読舎の生徒さんにではないですが、私の英語教室の生徒には「レコードの針が飛ぶような感じ」と説明していました。
初級者とって弱い音を作るのはとても難しいものだと根石さんが言われました。弱い音なら楽に出せるだろうと思うのは素人考えだとのこと。弱い音というものは、口の筋肉の力が出来た時の余力で作れる音だということでした。弱形は口の筋肉をしっかりと使うことで出来る、口の筋肉に余裕が出来て初めて出来るものだそうです。
日本人の耳には気配の音は聞き取れないことが多いのですが、ネイティブスピーカー達にはちゃんと「音」として聞こえているものだそうです。"All right." などの発音に見られるように、彼らも実際に音を出さないでいる時もあるのですが、語学の場では標準形で練習することが大事だということです。練習の時に崩れた音でやることはありません。
今日も納得、です。
コーチ見習い記 5 投稿者:小川 投稿日:2011年 6月 4日(土)01時16分12秒
ひとまずは中間音で良しとする:
生徒さんの発音を直す際、どの辺りで良しとするかという見極めがなかなか難しいです。今日は、後でまた出て来ることだし、ある程度コツがわかってもらえたと思える時点で先にすすめることにしました。「後で出て来るので、またその時に練習しましょう」ということで次へ進みました。
レッスンの後、根石さんから指導があり、「中間音」が出来たらそれで良しとして良いということでした。中間音というのは「カタカナ発音」から「コーチが出させたいと思う音」の中間の音という意味です。コーチが理想とする音にに少し近づいたら先に進み、先になってもう少し近づいたらまたその先に進むという作業を繰り返すことで、徐々にコーチが理想とする音に近づいて行けばいいとのことです。8~9割がた近づけば十分で、この段階になればリスニング力もつくということでした。
裏返してみれば、OKが出たからと言ってそれが完成した音ではないということですね。つまり、「今の段階ではこれで十分だ」というだけのことです。そこからさらに練習を重ねなければならないのであり、「この間OKが出た時と同じ音を出しているのに...」と思わされるような場面が繰り返し続くだろうということです。まずおおざっぱ荒削りし、時間をかけて徐々に磨きをかけて行くという方法です。
さらに私にとっても耳の痛い言葉が根石さんの口から出ました。
「練習を重ねて口の筋肉を作っていない人は、いくら直しを入れても直らない」
これに加えて、馬の骨さんが引用して下さった内田樹の言葉、「長い時間をかけないとできないことがある。たいせつなことのほとんどはそうである」も肝に銘じておきたいと思います。
小川さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2011年 6月 4日(土)01時38分39秒
>「後で出て来るので、またその時に練習しましょう」ということで次へ進みました。
「後で出て来るので、またその時に練習しましょう」さえ言わなくていいと思います。「それでいいです」とか「はい」とかだけで次に移ってかまいません。まだ不十分だけどと言わないで、全的に肯定してしまう方がいいと思います。生徒が最初に出していた音が、2割でも3割でもコーチが出させたい音に近づいていることは、全的に肯定できることですので。
>裏返してみれば、OKが出たからと言ってそれが完成した音ではないということですね。つまり、今の時点では十分だというだけのことです。
そうです。それを肯定し続けます。「はい、それでいいです」あるいは「はい、次に行きます」です。
「それでいいです」と言われた文が、また出てくるとまた練習させられる。前回と違うところを直される。
それでいいのです。
「それでいいです」とこちらが言った瞬間に生徒がびっくりして死んでしまえば問題ですが、それほど心の純粋な生徒はこれまでのところ一人もいません。「それでいいです」はどんどん使ってもらっていいと思います。
>さらに私にとっても耳の痛い言葉が根石さんの口から出ました。
「練習を重ねて口の筋肉を作っていない人は、いくら直しを入れても直らない」
それを言ったとき、小川さんのことが頭にあったわけではありません。まだレッスンを始めてそれほど時間がたっていない生徒のことを言ったのでした。しかし、小川さんが受け取ったように受け取ることは小川さんにとっていいことです。「それでいいです」です。
>これに加えて、馬の骨さんが引用して下さった内田樹の言葉、「長い時間をかけないとできないことがある。たいせつなことのほとんどはそうである」も肝に銘じておきたいと思います。
馬の骨さん。
いつも論が広げる場に、ドンピシャの内田樹を置いてくださりありがとう。
コーチ見習い記 6 投稿者:小川 投稿日:2011年 6月13日(月)01時24分22秒
>小川さんも、何か気付いたことがあったらおしらせ願います。
村田さん、"y" の音についても書いて下さってありがとうございます。了解しました。私も心がけておきます。
"What do you think? " の"you" の発音指導について:
実は、 "you" の発音がはっきりしなかったので、ここで「口に力を入れて」と指示すべきかどうか、そのままつなげることだけに集中してもらっていていいのか、判断がつかずにおりました。それで昨夜のコーチ音読レッスンの後、この事について根石さんに尋ねました。
小川「『口に力を入れて言って下さい』と言っても良かったんでしょうか』
根石「口に力を入れるんじゃなくて、喉に力を入れて出すように指示して下さい。喉が口のつづきだとみなすのか、内臓の一部だと見なすのか、小川さんが口の一部とみなすんだったら、そりゃ口と言ってもいいんだろうけど...」
小川「はぁ、頭の禿げている人が、これは頭じゃなくて額だ、って言うようなもんですねぇ」
根石「........ ともあれ『"y"は喉で出して下さい』と指示すると生徒さんにはわかりやすい。一万行を超えると『口の動きに力を入れる』という指示が入りますが、 5000行あたりの生徒さんでは口の筋肉がまだ弱いので、ともかくつなげるように指示し、つながったようであれば『もっとつなげて下さい』という指示を出して下さい。5~10回程度繰り返したら、次へ行っていいです」
ということでした。
ところで、根石さんがスカイプのプロフィール(?)のところに、南極の氷の上の3羽のペンギンさんの写真を入れてはるのに気がつきました。何か深い意味でもあるのかと思って「何でまたペンギンさんなんですか」と聞いてみると、「寒いところで3人くらいでしゃべってる感じが、大風呂敷みたいだと思って。大風呂敷はこれでもいいや、と思ったり」とのこと。
小川「ふーん、村田、小川、馬の骨、ですかぁ」(さしづめ...難局の3ペンギンですかね)
根石さんが凍死しないよう、熱いご投稿をガンガンボンボンお願いします。
さて今回もまた「この"are" の "r" の音は口をせまくして言って下さい」という言い方で指示を出してしまいました。ここは「 "are" の "re" は口を狭くして下さい」「"chair" の "ir" を狭くして下さい」と言うべきだとの指摘を受けました。「あいうえおフォニックス」が基礎ですから、ここを崩してしまってはいけませんでした。すみません。2度同じことで指摘を受けましたから、3度目はないようにしたいと思います。
確かにどのコーチも同じ言葉で指示しなければ、受講される方が戸惑いますね。指導の質がどの分室でも同じでなければなりませんから。
コーチ見習い記 7 投稿者:小川 投稿日:2011年 7月 9日(土)00時13分31秒
チャコさん、
今日は声があまり良く出なくて申し訳ありませんでした。
今日は一文を5~6回言ってもらって、また次の機会に回したらいいのか、もう少し回数を増やして言い続けてもらうのがいいのか、少し迷いがありました。レッスンの後、根石さんより丁度このことについて指摘があり、もっと何度も言ってもらって下さいとのことでした。レッスン時間を練習時間というつもりで、次週はもう少しハードにやってみたいと思います。よろしくお願いします。
いつもOKを出すタイミングが悪くて申し訳ありません。センテンスの丁度終わりに合わせて、ストップをかけられないものかと思っています。言い続けておられる途中で切られると、なんだか気持ち悪くないですか?
レッスン見学 投稿者:村田晴彦 投稿日:2011年 7月16日(土)00時35分50秒
are の re について、小川さんが「 re は狭いアで舌をどこにもつけない音です」と説明されていました。何度か同じ言い方で説明されていて、ああ、そういう感じだなあ、と思って聞いていました。
でも「狭いア」については、レッスンの最初の方で「舌をせりあげて、舌と上顎の間に狭い通路を作り、そこを息が通る音」と説明します。それが英語ネイティヴのやっていることですが、日本人はそれをすぐにはできない人の方が多いので、ひとまず口を狭めることで「狭い」感覚をつかんでもらうことから始めます。それが「狭いア」に含まれている意味です。
小川さんの指示をレッスンで聞いていた時は、うまい言い方かもしれないと思って聞いていましたが、後で考えてみるとある程度筋肉ができている人じゃないとわからない言い方だと思いました。
同じことをわたしは根石さんからさんざん言われました。
コーチ見習い記8-(1) 投稿者:小川 投稿日:2011年 7月16日(土)10時33分28秒
村田さん
>小川さんが「 re は狭いアで舌をどこにもつけない音です」と説明されていました。何度か同じ言い方で説明されていて、ああ、そういう感じだなあ、と思って聞いていました。
"re" 音の指導法について書いて下さってありがとうございます。
これは私流の説明の仕方ではなく、根石さんに教えて頂いた言い方を再現しているつもりでいました。ご指摘があったので、私の説明の仕方が不足しているのかも知れないと思い、自分の指導法メモを開いてみました。下記のようになっています。
5月6日
*...14下 Slave labor.
せまい音(ir, ur, er, or, re)の出し方:ネイティブ音→舌を持ち上げ、口の中で音の通り道を狭くする。出来ない人には、唇を狭め、息の出口を狭める。舌は持ち上げなくても、とりあえずはその音で良しとする。
5月13日
"r" →とにかく舌が口の中のどこにもくっついていなければ良い。舌に力を入れる。
6月10日
"are"→"re" の音は口を狭くして下さい。と指示を入れる。
今読み返してみると、私からは「ネイティブ音はこうであるが」と言う説明をしていないですね。少し端折りすぎたようでしょうか。ただ「自分なり」の言い方はしない様には気をつけていますし、今後も気をつけたいと思っています。レッスン中にも「こういう言い方でいいんでしょうか」とか、「どう説明したらいいのでしょうか」と、根石さんにお伺いを立てるように心がけてはいます。
説明の仕方はコーチ間で統一しておくべきだと思いますので、以後、気をつけたいと思います。ありがとうございます。
コーチ見習い記8-(2) 投稿者:小川 投稿日:2011年 7月16日(土)11時34分12秒
今回も"That's fine, that's fine, that's fine, man." の所で、「『that's fine のthat の中のaの音ですけれど』となおすべき音についてはっきりと箇所を示してから説明して下さい。」との指摘がありました。
依然として毎回同じことで注意を受けています。私はせっかちな性分で、落ち着いてゆっくりと説明するという能力に欠けているように思います。もう少し生徒さんの身になって噛んで含めるように説明しなければならないと思いました。
「つなげてください」と言う指示について:コーチ実習をしていて、この指示の大切さを実感しています。
素読舎の音作りレッスンについて英語仲間に説明した折、「『つなげて下さい』という指示は、取り立てて言うほどの指示ではないのではないか、そんな漠然とした言葉を投げかけるだけのことに授業料を支払う値打ちがあるのだろうか」と言われたことがあります。
確かに、巷の「発音指導」でこの「つなげて下さい」を出してもあまり意味のないことかも知れません。「フォニックス」などで個々の音を指導出来たとしても、単語レベル、センテンスレベルで「つなげる」ことをどう実現するかについては何も方策はありません。同じセンテンスを何度もつなげて言わせる「回転読み方式」を思いついている先生もほとんどいないと思います。個々の音の出し方を指導したら、後は先生がお手本を示して "Repeat after me." です。
しかし、素読舎の的確な音作り指導があればこそ、この「つなげて下さい」が効いてきます。現時点で良しとされる音が作れた生徒さんは、この「つなげて下さい」という指示によって、音の同化やら音の脱落やら弱形などを自然に実現する機会を得ることが出来るし、徐々に速度と滑らかさを体得するようになるのだと思います。巷の英語学校の講師(私のことです)が「発音指導」と呼んでいた重箱の角をつっつくような指導は、単なる対処療法にすぎません。
素読舎の音作りは、生徒の体質や症状を見ながら徐々に改善を狙う漢方療法のようなものです。今回、レッスン後の根石さんの下記のような解説を聞いていて、ますますその感を強めました。
素読舎のレッスンの最終目的は、口の力が入ったままつながる状態を作ることです。しかし、英語用の口の筋肉が出来ていない時点では、はっきり発音しようとすればセンテンスが繋がらず、センテンスをつなげることに専念すると音が崩れるという矛盾と戦わねばなりません。この二つの段階は両立しにくいので、レッスンが全く先に進まなくなってしまいます。
そこで素読舎のレッスンは二段階方式にしてあるのです。一段階目は「まずはつなげる」(この「まずは」というところがいいのです。最初から完成形を要求しないので、生徒にストレスを与えず徐々に目標達成に近づくように導きます)、そして二段階目は「口の動きに力を入れる」(:はっきり言う=音を立体的に作って行く)です。
「口の動きに力を入れてはっきり言いながら、しかもつなげる」と、今まで言えていた英文も突如として言いにくくなってしまうのですが、ある程度口の筋肉が出来て来たら、「言いにくいまま言い続けて下さい」という指示が出ます。この矛盾を抱えたまま我慢して言い続けることで、徐々に目標に徐々に近づいていきます。この変化は生徒さん側にはなかなか見えにくいかもしれません。けれど、何百回か何千回かの練習の末に、滑らかでしかもはっきりと言えているという状態を実感される時が来ると思います。
「言いにくいまま言い続ける」ことが生徒さんの課題だとすれば、コーチ側にとっては「どうにもつなげられない、口が動かない状態、口の筋肉に自力がまだ出来ない場合」を見極めることが課題だと思いました。
根石さんは「やる気がなくて出来ない人もいるんだよ」とおっしゃっていました。その場合には、どうしても必要な訓練だと説明した上でも、やりたくないようであれば、回転数を増やすしかないということです。そうすると...レッスンが練習そのものになってしまいますね。1文を20回も30回も言わなければなりませんから、教材が進みません。「きちんと力を入れれば教材は進むし力も着く。回数を重ねるより、きちっとはっきり言う方が上達が早い」ということでした。
チャコさんはレッスンを真摯に受け止めておられるので、上達が早いと思います。お相手させて頂いている私の方がもっと練習せねばならないと思っています。なかなか的確な指示で出来ず、戸惑われることが多いと思います。ご迷惑をおかけしています。村田さんや根石さんの指導を受けながら、出来るだけ早く良いコーチングが出来るように努めますので、どうぞよろしくお願い致します。
小川さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2011年 7月17日(日)18時26分0秒
>「re は狭いアで舌をどこにもつけない音です」
「舌をどこにもつけない」というのは、単独のr音について言います。
「どこにもつけない」とはいうものの、口の中の上の部位(上の歯、上の歯茎、口蓋など)の「どこにもつけない」のであり、ar などでは、「下」の歯の裏に舌先をつけたまま顎をさげるときれいに出るようなこともあります。「下の部位」にはつけてもいいわけです。
re だけでなく「狭い音」について言う場合、「re は狭いアで舌をどこにもつけない音です」と言ってしまうと、「狭いア」であること、「どこにもつけない音であること」の二点が含まれてしまいます。
なるべくなら、最重要の一点だけを指示します。
re は他の「狭い音」と同様に、ひとまずは「狭い」ということに生徒の注意を集中させて下さい。
ir, ur, er, or, re などどれにもrの綴りが含まれているので、r音の性質も備えているはずですが、r音であることより、「狭い」ということの方が日本人にはすぐに必要なことです。
「狭い音」は、舌先が口の中の「上の方」の「どこにも触らない」のは確かだとしても、舌の付け根に近い方は奥歯の歯茎あたりに「軽く触っている」場合もあると思います。
(上の方の)「どこにも触らない」は、単独のr音についての説明にしておいた方がいいと考えています。
根石さん 投稿者:小川 投稿日:2011年 7月17日(日)21時22分15秒
詳しく解説して頂きありがとうございます。
>「どこにも触らない」は、単独のr音についての説明にしておいた方がいいと考えています。
解りました。ノートに記録してきちんと整理しておくようにします。コーチ用語と言ったらいいのでしょうか。どのコーチが使っても同じでなければならないと思いながら、なかなか整理して頭に叩き込むことが出来ません。生徒さんが戸惑いのないよう、注意を払いたいと思います。
6~7月は目が回るくらい忙しかったので、レッスン見学もほとんど出来ていませんでした。9月からまた時間を作って、なるべく頻繁に見学させて頂きたいと思います。よろしくお願い致します。
コーチ見習い記 9 投稿者:小川 投稿日:2011年 9月 3日(土)12時51分1秒
1ヶ月ぶりのコーチ見習いなので、指示を簡潔に出せるよう少しリハーサルをして臨みました。
今回のチャコさんの音読を聞いていて、「口の動きに力を入れて下さい」という指示を出してもいいかなぁ、と迷った箇所がいくつかありました。"What, just down here." は良く繋がっていたのですが、 "down" が "done" になったりしたのです。
けれどこの指示は「1万行を越えていない生徒さん達には原則として出さない」という旨のことを聞いていましたから、まだ早いのかも知れないと、内心躊躇したのです。これは素読舎の指導法から外れるかなと思いながらも、思い切って「downの"ow" は [au] と発音して下さい」と指示したところ、根石さんより「そこは『唇の筋肉に力を入れて下さい』という指示でいいです」とのことでした。
コーチが手本を示した後で、この「唇の筋肉に力を入れて下さい」と指示すれば、生徒さんが試行錯誤しながらでもご自分で音を作り出すことが出来ます。(今後1万行を越していない生徒さんには、「口の動きに力を入れて下さい」の代わりに「はっきり言って下さい」という指示を出すということでした。)
また「つなげて下さい」という指示が大きな効果を発揮するということは、レッスン見学やコーチ見習いで実感していたのですが、今回も「つなげて下さい」「もっとつなげて下さい」の指示だけで、生徒さんが音を獲得してしまうのを実感しました。
"Well, why don't we just leave her there until we get the other stuff in?" の "Well" と "until" の語尾にかすかに「う」と母音が入るのが気になったのですが、「もっとつなげて下さい」と指示を出して観察していると、繋がりが良くなるに従って、母音は消えてしまいました。
指示は「つなげてください」「口の動きに力を入れて下さい」(「はっきり言って下さい」)だけのことですが、ここが素読舎の指導の要なのだとあらためて実感しました。指示を出すだけなら簡単ですが、コーチにとって難しいのは、生徒さんのその時々の力を見極めることだろうと思います。あるいは生徒さんのレベルや性分というもの理解した上でないといけないかも知れません。
ただの「Repeat after me, 真似して下さい」でないことが、素読舎の音作りの大変重要なポイントです。生徒さん自身に音作りの力をつけてもらうのが指導の目的だということです。
小川さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2011年 9月 3日(土)15時32分0秒
>思い切って「downの"ow" は [au] と発音して下さい」と指示したところ、根石さんより「そこは『唇の筋肉に力を入れて下さい』という指示でいいです」とのことでした。
補足します。Wさんの down の発音が done 相当になってしまうという現象は、[au] の[u]が欠落するということです。私が言った、『唇の筋肉に力を入れて下さい』は、「[u]を出すときに」という前提があります。
欠落しているものを備える場合、[u]を出すときは、『唇の筋肉に力を入れて下さい』となります。
レッスン見学 投稿者:村田晴彦 投稿日:2011年 9月 4日(日)01時34分43秒
金曜11時20分からのレッスンに小川さんが復帰されたので、見学に戻りました。
先月は、口の筋肉を鍛えることを考え、ひとつの文を5分から10分くらいかけてやっていましたが、もとのやり方に戻りました。
苦労する文について、完成していなくても、ある程度音ができてきたら、次に同じ文が出てきた時にまた取り組むことにして、一つの文にあまり長くとどまらず、次に進むやり方です(イメージ核受肉教材だからこそできることです)。場合によって、やり方は変えていくのですね。また口の開き具合が小さくなってくる時があったら、一つの文に集中してやることもあるだろうと思いながら聞いていました。
小川さんは 「口の両端斜め上」の発音を片っ端からチェックしていました。同じ範囲で、私は「狭いア」の方をチェックする方が若干多いかなと思いました。人によって、最初に注目するところが違うなとあらためて思いました。
レッスンが終わった後に、根石さんからレッスンについての話がありました。
根石さんはこのレッスンは音をわざとつぶしているのです、と言いました。
私はそんな風に思ったことがなかったので、少しおどろきながら話を聞いていました。
今まで、個々の音をはっきりさせるのと、つなげることは二律背反の関係にあると聞いてきました。つなげようとすると個々の音ははっきりしなくなり、個々の音をはっきりさせようとするとつながらなくなる。相反するものを両立させると。
レッスンの後、根石さんは、つなげると音が平板になる、と言いました。平板になった音をはっきりさせると、音がぐんとよくなる、と。
聞いていて、納得しました。
レッスンではまず、つなげることが優先します。つなげる時には、口の動きが狭くてもチェックははいりません。口の動きが狭いと、速度もあがりやすくなります。音をつぶす、は、「つなげる」を違う面から表すことで、しかも、「わざとつぶす」のだから、つぶしたものははっきりさせなくてはならない。そういうつながりが見える言い方なんだと思いました。
レッスン見学の感想 投稿者:村田晴彦 投稿日:2011年 9月17日(土)02時22分29秒
He said that it was contagious, that it was really...
この文の that の音が強かったので、根石さんからチェックが入りました。
「この that は省略できてしまう that なので、弱くていい。省略できる音は弱い音になる。」
「ただし、弱い音(弱形)は最初からうまくは出ないので、今は強くなってもいい。バネが備わってきたら出るようになる。弱くなるとわかっていればいい。」
以前、have についても同じことを言われました。
「持つ」という意味の時の have は、「口の両端斜め上」だけれども、現在完了の have は "I've" のように短縮されてしまうので、「狭いア」でいいと言われました。
engine の発音が、私には エンズィン[enzin] と z の音で聞こえました。辞書を見ると[d3] の音です。
この音を、自分が説明する時には、日本語の「ジ」に聞こえる音と言っていますが、もっと具体的で、もっといい言い方はないかと思うのです。「口の両端斜め上」のように。
コーチ見習い記 10 投稿者:小川 投稿日:2011年 9月17日(土)09時58分20秒
実はチャコさんのレッスンノートというのをパソコンで作っています。チャコさんのためのレッスンプランでもあり、コーチ法の覚書でもあります。レッスン後、毎回根石さんや村田さんから指摘を受けた内容を記録しておきます。ただ根石さんや村田さんのおっしゃった内容をそのままタイプで打ち込んでいるだけですが、翌日、大風呂敷にコーチ見習い記として報告することで、きちんと整理がつきます。
毎回、前回のレッスンノ-トを参照しながら、チェックを入れる箇所をいくつか想定し、簡単なレッスンプランを立ててレッスンに臨むようにしています。30分という限られた時間ですから、出来るだけ生徒さんの練習時間を奪わないよう、簡潔に的確に音作りの指示を出さねばならないと思い、「指示用語」をもたつかず間違いなく言えるようにしておくのも私の毎回の課題です。
今回は前回指示し切れなかった音のいくつかについて説明を加え、練習をして頂くことに決めていました。たとえば、前回の最後のセンテンスは、"Gary Alan called at the end of the day yesterday and said he has to see you about the final painting bids for the loft."でしたが、"called at" 、"end of"、"said he"、"final painting" と、"at the" 、"about the" 、課題は"d"や"t" の弱形の処理とリエゾン、それと音の脱落などの説明をせずに「つなげて下さい」という指示だけで終わりました。レッスンの後、長い文章の場合にはフレーズ毎に切って説明しても良いのではないだろうかと考え、次回は少し掘り下げて説明するプランを立てました。
プランを練ると同時に、私自身は「t,d,l,nの音は舌を上の歯の歯茎の裏。舌の位置を確保するだけで黙音化。後ろに母音が来るとt, d, l, nの音が表に出る」などの指示の言葉を練習しておかねばなりません。私は日本語の指示用語を回転読みします。
村田さん、
村田さんのご指摘のあった"engine"は、私の耳にも"enzine" と聞こえていましたが、今回はあえてチェックを入れませんでした。あまり沢山のチェックをいれてもストレスになると思いましたので、"engine" の発音チェックはまたの機会で良いと判断しました。
"engine" の 「ジ」の音を簡潔に説明するのは難しいですね。口や舌や喉の筋肉を力ませないと出にくい音だと思いますが、どうでしょうか。自分で何度かやってみましたが、口や舌の動きや息の出し具合を観察して分析するのも難しかったです。「口の両端斜め上」というなんでもない言い方を考案されるまでにも、ご苦労があったんだろうなぁと想像しています。
コーチ見習いの入門段階なので、まだまだ戸惑うことばかり、臨機応変に対応するということもなかなか出来ません。これからもいろいろお気づきの点を書いて頂くととても助かります。
コーチ見習い記 10-2 投稿者:小川 投稿日:2011年 9月17日(土)10時35分7秒
チャコさんは1人枠をご希望とのことでしたが、今回塾長より二人一枠への移動の薦めがありました。
二人一枠のメリットとして下記のようなものがあります。要約してご報告しておきます。
1) 受講料が半分になる。
2) パートナーと自立練習が出来る。自立練習が終わった箇所からスカイプレッスン、レッスンが終わった箇所から自立練習というシステムなので、生徒は進度が倍になる。(→ ここでもこの期間は受講料が半分になる計算になりますね)
3) 教材が進めば相手が見つかり易い。ジャンプすることによって教材が進み、パートナーの何らかの事情で二人一枠が壊れた場合にも相手が見つかり易い。
4)コーチにとっては生徒の自己決定力があるか否かを判断する材料となる。→ イントネーションの自己決定力(文章をどこで切るか、文のも含める)が出来ていれば、英文の意味が取れているという証。→ ジャンプ対象となり、ここから自立練習は生徒同士の復習と練習になる。(生徒に勉強は自力でするものだという意識を持ってもらう)
さて生徒さん達にはこのように沢山の利点があるのですが、ここでコーチ側に問題が....
もしチャコさんが二人一枠に入られた場合、1人一枠がひとつ無くなることになり、その為に講師収入は減る。(これが二人一枠維持基金導入の理由)一人一枠から二人一枠に移動したいと思った生徒さんが、ご自分が抜けた枠に入る方を紹介してその空きを埋めるというのが理想的。(もっともコーチやコーチ見習いは、普段から積極的に生徒募集活動をせねばなりません。)→ 紹介者が出来れば3ポイント獲得出来る。
3ポイントの値打ちとは...
ゴーストのシナリオの音読が(6000行から7000行ほど)、12ページを10分以内にコンスタントに読めるレベルになれば、無料過程に入ることが出来る。無料過程1ポイント。ジャンプ1ポイント。→ 生徒の受講料が節約となる。
規約だけ読むとなんだかややこしい!と思っていましたが、こうして具体的に説明されるのを傍らで聞いていると、これを「大盤振る舞い」と言わずして何を大盤振る舞いというのか、と思いました。
コーチ見習い記 10-おまけ 投稿者:小川 投稿日:2011年 9月17日(土)11時15分46秒
素読舎の受講者の方がそうだと言うわけではありません。一般論として聞いて頂ければ有り難いです。
良い塾であればあるほど、自分だけの秘密にしておきたいと思うのは人情かも知れません。学校の成績や順位を気にする人々や英検や英語の資格試験を受講しようという方達にとっては、ライバルは少ない方がいい。
しかし良く考えてみれば、英語学習者全体のレベルが上がらなければ、いくらトップになろうと、いくら資格試験に合格しようと、低いレベルでの上位でしかありません。ドングリの背比べです。外国語なんてなものは一生勉強し続けなければならない、因果な自転車操業ですから、ほんとのところはトップなんてなものはない、青天井です。ペダルをこぐのを止めれば、こけてしまいます。こけてしまっても車で行く道はない。ましてや「スピードラーニング」なんてな飛行機はないです。果てしない道をひたすら自転車をこいで行かねばならないなら、一緒にサイクリングの旅に出てくれる仲間が多い方がいい。
私は英検1級の受験の時、英語学校の同僚やクラスメート10名ほどで勉強会を作りました。英語講師として働きながら家計をささえている主婦達ばかりでしたから、半年20万円近くもの1級講座受講料を出す余裕がありません。それぞれ手持ち教材を持ち寄って、毎週2回受験対策のアイデアを出し合って勉強したのです。
英検というのは合格最低ラインが決まっているわけではありません。合格者数を定めているようで、たとえば1級なら上から7%~8%あたりで切ってしまうのです。なのでライバルは少なければ少ない方がいいというわけです。
けれど敢えてライバルと一緒に勉強したのには理由があります。1級という資格よりも本当に英語力をつけたかったこと、1人ではどうしてもさぼりがちになってしまうこと、ライバルと一緒に勉強することで緊張感が得られること、授業料が節約出来ることなど、沢山のメリットがありました。合格した者も最後の1人が合格するまで一緒に付き合うというのが「仁義」でした。そうする事で、合格組も英語力を維持出来ます。そうして2年間近く一緒に勉強するうちに、たとえ受験結果が不合格であったとしても、自分自身の英語力は確実に上がっていることが実感出来ました。
2000年秋、2年足らずの内に全員が合格し、私は夫の転勤先へ引っ越したので参加出来なかったのですが、私以外の人たちはその後も通訳ガイド試験受験目指して勉強していました。その中の1人Tから8年間不合格が続いた末に合格したとの知らせがありました。8年間不合格が続いたTの底力はそれは大きいものでした。落ちる度に学習したので、ガイド試験の対策講座の講師も出来るのではないかと思えるほどです。それにつきあった「まぐれ合格」者もTが合格するまで復習を重ねるので、瓢箪から駒、実力合格の域に達したと思います。1級なんて毎回受けても合格というのであれば値打ちもあるんですが、ぎりぎりセーフで合格した時が絶頂期、その後ズルズルと坂道を転がるように英語力が落ちて行く人は多いのです。私などその良い例だと思っています。
学校の成績の順位や資格などは、先の見えない勉強過程での一里塚というか給水ポイントというか、めりはりの一つでしかありません。本当に欲しいのは何か、堂々と世界と渡り合える英語力ではないか、そう思えば強力なライバルは多ければ多い方がいい。自分より早く走れる人と一緒に走ると、自分の記録も上がるものです。
あるいは英語の原書やテレビドラマや洋画を辞書なしで楽しみたい、個人外国旅行をしたい、という目的であればなおさらのこと、仲間がいて一緒に勉強する方が効率がいい。
根石さんの頭の中にあるのは、個人レベルの英語力向上などではなく、日本の英語教育に風穴をあけることのようです。素読舎の勉強法がムーブメントになればいいなあと私も思います。
なればいいなぁ、ではないですね。運動の推進力として積極的に動かねばならない立場でした。すみません。
小川さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2011年 9月18日(日)02時05分43秒
>2) パートナーと自立練習が出来る。自立練習が終わった箇所からスカイプレッスン、レッスンが終わった箇所から自立練習というシステムなので、生徒は進度が倍になる。
「自立練習」には2種類あります。
1.レッスンで終わったところの続きを、「自立練習」でや
り、その続きをレッスンでやる。
2.「ジャンプ」の後、飛ばした範囲を「自立練習」で埋める。
「1」は「イントネーションの自己決定力」がどの程度であるかを確認するのに使います。
「2」は、教材を「ジャンプ」させられるだけの「イントネーションの自己決定力」が備わった人に「ジャンプ」させ、抜かした(飛ばした)ところを埋めるのに使います。
>(→ ここでもこの期間は受講料が半分になる計算になりますね)
受講料というのは、コーチ付きのレッスンで生じるものですから、生徒同士でやる「自立練習」には必要ないものです。
「自立練習」ができる状態(生徒の実力)を作り、「自立練習」をやってもらうようにするのは、「小さな大盤振る舞い」ですかね。普通はなかなかそういう相手が得られないと思いますので。
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2011年 9月18日(日)13時20分22秒
>この音を、自分が説明する時には、日本語の「ジ」に聞こえる音と言っていますが、もっと具体的で、もっといい言い方はないかと思うのです。「口の両端斜め上」のように。
engine の g は説明法がいまだありません。[z] も 口の部位の「どこをどうする」で説明することがいまだできません。wash の sh なども、「どこをどうする」で説明できません。舌の動きが微細であり、言葉での説明では言い当てることができないような気がしています。もし言えたとしても、今度は、その指示通りに生徒が舌を動かすことはできないだろうと思います。
発音が違っている場合に違うと言っておくこと。村田君がやっているように、日本語の近い音に引き寄せること。これがひとまずやれることです。
総体的な口の筋肉と動きができるには時間がかかります。ひとまずやれることをやっておいて、ある程度筋肉ができてから、口の動きをほぐしておいて、「真似る」をやるしかないのではないでしょうか。
一瞬に感覚でつかむということでしか成立しない音というものは残ると思っています。
この方式で扱う音の一覧を作っておくのはいいかもしれません。
「一瞬般若」の「口の両端斜め上」のようなくっきりした説明法は作れないのではないかと考えてきました。
小川さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2011年 9月18日(日)13時27分29秒
>出来るだけ生徒さんの練習時間を奪わないよう、簡潔に的確に音作りの指示を出さねばならないと思い、「指示用語」をもたつかず間違いなく言えるようにしておくのも私の毎回の課題です。
この「指示用語」のことを、「決まり文句」と言ってきました。「口の両端は動きません。顎だけ下げて下さい。」みたいな「決まり文句」が必要だと思っています。
今後、見学などされる時に、これは「決まり文句」だなと思ったら、メモしたものを、「大風呂敷」に発表していただき、集めてしまうのがいいと思っています。村田君も、見学をしている時は、この作業をやってもらいたいと思います。